過去ログ - 岡部「真実は無く、許されぬ事など無い」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/05(水) 18:12:30.43 ID:le+00tLo0
銃声。
火薬の臭いが、ラボに満ちていく。
そして、鼻を突く生臭い酸鼻なる臭いも。
以下略
18
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/05(水) 18:13:21.05 ID:le+00tLo0
どうして? なぜまゆりが死んだ?
続けても意味の無い問いを、ひたすら心の中で続けていた。
声にならない声が、感情にならない意思が、岡部の身体を蹂躙していた。
心臓が張裂けそうだった。感情で体が焼かれそうだった。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/05(水) 18:14:01.11 ID:le+00tLo0
だが、その刹那。強烈な打撃音がラボに響いた。電光石火のような攻撃が、ラウンダー達を襲ったのだ。
襲撃者は無駄の無い動きでラウンダーを叩き伏せていく。
襲撃者――それはラボの下でバイトをしている阿万音鈴羽だった。
彼女の攻撃を喰らい、瞬く間にラウンダー達は顔を地面に伏せた。
以下略
20
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/05(水) 18:14:41.58 ID:le+00tLo0
岡部はすぐに動いた。タイムリープマシンを操作し、この襲撃を免れる為に。
紅莉栖もそれに続いた。
萌郁が何か叫んでいたが、鈴羽のせいで釘付けになり動けなかった。
以下略
21
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/05(水) 18:15:14.97 ID:le+00tLo0
岡部はタイムリープに成功した。
そして、すぐに行動を起こした。
まゆりを救う為に、彼は打てる手を尽くした。
以下略
22
:
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/05(水) 18:16:42.22 ID:le+00tLo0
そう、決めつけ始めていた。
全てを諦めかけた時だった。
一人の人物が、鮮やか過ぎる夕焼けの中、一人突っ伏す岡部の前に立ち手を差し伸べてきた。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/05(水) 18:17:11.87 ID:le+00tLo0
そしてタイムリープした先で、過去の紅莉栖が言う。原因は事件の引き金となる事柄のはずだと。
タイムリープマシンでも無ければ、もっと、別の何か。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/05(水) 18:17:58.90 ID:le+00tLo0
しかし、世界を大きく変容せしめ、今いるα世界線から1%変動したβ世界線へ移動すればその結果が変わるかも知れない、と鈴羽は言う。
世界を大きく変容せしめる分岐点。そこで行われる選択が、世界線を大きく変動させる鍵。
この2010年が、その分岐点だった。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/05(水) 18:19:28.01 ID:le+00tLo0
そして、二日の間にその二つは成し遂げられた。
橋田はタイムマシンを修理し終え、まゆりの慧眼のおかげで鈴羽の父親も判明した。
誰を隠そう、タイムマシンを修理した橋田至が鈴羽の父親だったのだ。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/05(水) 18:20:01.72 ID:le+00tLo0
失敗した。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/05(水) 18:20:55.11 ID:le+00tLo0
こんな現実、認めない。
彼女は絶望的な未来で抗い、やっと過去に行きつき、自分の父親と会えたのだ。
その苦難がどれだけのものか、痛い程にわかっていたはずなのに。
以下略
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