66: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 06:01:23.02 ID:nQrYk9UJ0
QB「結果は…失敗だった。失敗どころの騒ぎじゃない。彼等にとって最悪、君達にとっては最良の結果を叩き出した」
QB「君達は知っているはずだ。ほむら、君が時間遡行を繰り返す度に、まどかの力は増していった」
ほむら「…今さら、それがなんだっていうのよ」
67: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 06:02:31.51 ID:nQrYk9UJ0
マミ「…魔法少女システムを明け渡す、というのは?」
QB「ご覧の通り、この時間軸のまどかは凄まじい力を持っている。僕達では到底及ばない。というか、一度抵抗しただけでこの有様さ。もう誰も彼女を止められない」
QB「ほむら、君にも言えることだ。僕達があの手この手で干渉しても、もう君を止められないだろう。魔法少女システムが君達の手に委ねられるのは、避けようが無い」
68: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 06:03:42.68 ID:nQrYk9UJ0
ほむら「…システムを放棄、では無いのね」
QB「とんでもない!僕達にとって、魔法少女システムとはエントロピーを凌駕するために開発した、僕達の肝入りのシステムだ」
QB「宇宙の危機を悟ってから、システムの開発に幾億年、感情を持った生物を探すのにまた数億年、君達人類を発見してから魔法少女システムを辛うじて運用するに至るまでさらに何千年、途方もない日々だった」
69: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 06:04:29.69 ID:nQrYk9UJ0
マミ「話が長すぎよ。ケーキふたつも食べちゃったじゃない」
ほむら「話の長い男は嫌われるわよ」
QB「なんでこの流れで茶化すかなぁ…まあいいけど。嫌われているようだし、この個体を失わないうちに退散させてもらうよ」
70: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 06:05:20.12 ID:nQrYk9UJ0
マミ「あなたは、その…これからどうするの?」
QB「どうって、まどか次第さ。僕達に出来ることは何も無い。何も変わらないかもしれないし、まどかの改変次第では僕達は消されて、新しい存在が君達をサポートするかもしれない。どちらにしろ、僕達の及ぶところでは無いね」
ほむら「貴方は…それでいいの?」
71: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 06:05:53.67 ID:nQrYk9UJ0
マミ「…ヒック…うぇ…キュゥべえ…」
QB「嫌悪している存在のために泣く、ホント、人間というのは不思議な生き物だね」
ほむら「…たぶん、貴方は消えないわ」
72: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 06:06:58.29 ID:nQrYk9UJ0
ほむら「…キュゥべえ、貴方、感情が無いんだっけ?」
QB「無い。僕たちの文明では、感情という現象は、極めて稀な精神疾患でしかない。知っているだろう?」
ほむら「その『精神疾患』に侵された個体はどうしてるの?」
73: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 06:07:54.99 ID:nQrYk9UJ0
QB「…」
マミ「…どうなの?キュゥべえ」
QB「認めたくはないが…」
74: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 06:09:41.73 ID:nQrYk9UJ0
第8話 まどか、大地に立つ
───見滝原市、海岸付近───
75: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 06:10:52.93 ID:nQrYk9UJ0
ほむら「いや、ちょ、やめ、りっ、理由はちゃんとあるのよ!?痛ッ!?」ゲシッ! ゲシッ! ゲシッ!
杏子「あーん?ヘタれた以外に真っ当な理由なんざあるわけねーだろぉ?」ローキックローキックハーイキーック
ほむら「べふっ!?聞いてってば!だからね!まどかの力が完全になるまで待とうってことなの!」
76: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 06:12:16.09 ID:nQrYk9UJ0
さやか「まどか。まどかはさ、どうしてみんなを救おうって決めたの?」
まどか「そうしたいからだよ」
マミ「…暁美さんと、どっちを選ぶの?」
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