過去ログ - 死にたがりの青年と、無垢な化物狐
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129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/11(日) 18:01:57.49 ID:Fu7Rc2AWo
乙
もうラストか
130:お団子 ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/05/19(月) 17:05:49.65 ID:gVMP//4S0
やった!第一部!完ッ!
131:お団子 ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/05/19(月) 17:06:42.88 ID:gVMP//4S0
1=000
それから、幾年が過ぎた。
132:お団子 ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/05/19(月) 17:07:26.20 ID:gVMP//4S0
両親からのご飯がなかったわけではない、寝床がなかったわけでもない、
学校への通学費用は負担してくれたし、僕を修学旅行にも連れて行ってくれた。
133:お団子 ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/05/19(月) 17:08:03.79 ID:gVMP//4S0
僕が小学生三年生になる頃、僕に妹が出来た。
妹は赤子の時何時でも泣いていたように感じる、泣くことが義務だとでも言わんばかりに、
134:お団子 ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/05/19(月) 17:09:09.40 ID:gVMP//4S0
2=027
血。
135:お団子 ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/05/19(月) 17:10:31.28 ID:gVMP//4S0
そう考える暇もなく、大振りに振りかぶったミノタウロスの大剣に意識を集中させる。
逡巡を放棄し、天井を破壊しつつある大剣を瓦礫に当たりつつ――、
136:お団子 ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/05/19(月) 17:11:10.30 ID:gVMP//4S0
それと同時に、ミノタウロスが『倒れた』。
唐突に、バランスを崩し、僕の眼の前で、大剣に逆に振り回されたように、
137:お団子 ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/05/19(月) 17:11:42.08 ID:gVMP//4S0
僕が狙うのは一つ――いや、二つか、二つだけだ。
一つは語るまでもない、首だ、ここまで舞台を用意されたのなら、終わりはそれでしかありえないだろう、
138:お団子 ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/05/19(月) 17:12:17.77 ID:gVMP//4S0
狙いを定めてから、深く深呼吸する。
自分自身を落ち着けることが多すぎるような気がして、更に気分を害する。
139:お団子 ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/05/19(月) 17:12:51.64 ID:gVMP//4S0
2=028
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