6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/13(日) 22:05:51.16 ID:ELOZREPyo
「まず、付き合うという行為について意見を一致させよう」
「付き合うっていうのはつまり……互いの関係を周囲の人間に知らしめる行為だと俺は思っているよ」
「ボクも同感だ。対して恋仲になるというのは、お互いがお互いに対して恋慕の情を抱いている状態を指す。つまり、今のボク達みたいな状態だね」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/13(日) 22:06:30.64 ID:sfBV51Yt0
期待
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/13(日) 22:06:45.36 ID:ELOZREPyo
「付き合うという行為は、どういった目的の元になされるものだと思う?」
ふいにプロデューサーに質問をする飛鳥。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/13(日) 22:07:26.24 ID:ELOZREPyo
あ、短いのであっさり終わる予定です
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/13(日) 22:08:56.52 ID:ELOZREPyo
「……つまりは、キーホルダー扱いって事だ。キーホルダーを持っている人は、持っていない人に対して優越感を覚えるし、綺麗な宝石のついたキーホルダーは価値があるという事だね」
ここまで言って、彼女は一旦言葉を切る。その表情はいつにも増して不安げなもので。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/13(日) 22:10:41.21 ID:ELOZREPyo
そんな飛鳥の様子を見て、プロデューサーは慌ててフォローを入れる。
「今の意見はあくまで一般論だよ! 俺は飛鳥を見せびらかしたい訳じゃないし、ましてや自分の優秀さの証明の為にお前と付き合いたいと思った訳じゃない。それに、ええと……」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/13(日) 22:12:35.52 ID:ELOZREPyo
そんな彼女を見て、プロデューサーは一つの考えにたどり着いた。
それは、途方もなく実直で本能的で、それでいて彼の素直な感情。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/13(日) 22:14:24.62 ID:ELOZREPyo
「ボク達が付き合うとして、その鎖がいつまでも保たれるとは限らないだろう? 鎖はいずれ外的要因によって破壊されるかもしれない。はたまた、経年劣化で破損するかもしれない。鎖……一度得た繋がりを失うことになるのなら、そんなのボクは、嫌だよ」
先程までの大人ぶった様子はどこへやら、14才という年齢相応の振る舞いを見せる飛鳥。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/13(日) 22:16:34.52 ID:ELOZREPyo
納得した飛鳥を見て、プロデューサーはようやく話の本題に戻った。
「じゃあ、そういう事だ。――俺たちは、付き合ってるってことでいいよな?」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/13(日) 22:19:06.54 ID:ELOZREPyo
そして、唇を重ねる。
強引な行為。そして、触れるだけの接吻。
等身大の彼女を表すかのような、優しいキス。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/13(日) 22:20:39.31 ID:ELOZREPyo
以上です。2時間くらいで適当に書いたものなのでクオリティは正直微妙ですが……
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