過去ログ - 少女「有言実行、しましょうか」
1- 20
168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/20(日) 20:11:55.14 ID:8s4wTioAo
弱肉強食の人好き


169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/21(月) 00:15:40.60 ID:nxXLj3nSo
弱肉強食が最初のイメージより全然理性的だった


170: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/22(火) 13:58:21.39 ID:BKn3hKU/0
――――――――――――――――――――――――――――――

 愛は添い遂げるものだとずっと思っていた。思っていたし、思っている。それはこれからも変わらない。ずっと信じて生きていくことだろう。
 そして、愛が添い遂げるものならば、生まれたときから一緒にいた家族にこそ最上の愛が存在するはずなのだ。

以下略



171: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/22(火) 13:59:15.30 ID:BKn3hKU/0

 なぜ人形が喋ってるんだとかそう言う一切合財は全部無視して、花園はその話に飛びついたのだ。当然でしょ。それくらい、その人形の言った世界には、甘美な響きがあって。

ムム「勝ち残ればいいのさ。さすれば与えられん、ってね」

以下略



172: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/22(火) 13:59:39.53 ID:BKn3hKU/0

 花園に言い寄ってくる男はごみくずだ。ビンタ一発かましたら情けなく逃げて行った。お兄ちゃんに言い寄ってくる女は毒婦しかいない。包丁をちらつかせて言うことを聞かせてしまえ。

 この世は所詮愛が全て。歌にだってあるように、必ず最後に、愛は勝つ。

以下略



173: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/22(火) 14:00:14.70 ID:BKn3hKU/0

 勢い良く振りかぶって、全ての刃を木刀男へと叩きつける。
 銀閃の烈風。数百では足りない殺意の断裂が木刀男を細切れにする。

――はずだったのに。
以下略



174: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/22(火) 14:01:00.32 ID:BKn3hKU/0

 攻撃をお兄ちゃんはすんでのところで掻い潜った。こっちまで空振りの音が聞こえてきそうなほどの轟音をだ。さすが。

 もちろん花園だってぼけっとしてたわけじゃない。一度警察沙汰になってからは控えてた包丁を、この段になってようやく懐から取り出した。ぐ、と柄に力を籠めれば懐かしの感触がよみがえってくる。

以下略



175: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/22(火) 14:02:58.75 ID:BKn3hKU/0

会長「安心しろ花園。落ち着け。何があっても俺がお前を守る」

会長「俺はお前の盾だ。安心して、あいつを斬り殺せ」

以下略



176: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/22(火) 14:03:48.85 ID:BKn3hKU/0

 そして激痛。刃の幾本かが木刀で切断されたのだとすぐにわかった。

 それは致命的だった。致命的な隙だった。

以下略



177: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/22(火) 14:04:26.59 ID:BKn3hKU/0
―――――――――――――――――――――――
 死屍累々と死体の山。
 校庭に避難していた生徒や教員は、何もなくとも死んでいく。大したことがなくとも死んでいく。
 ばたばたと。

以下略



178: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/22(火) 14:05:50.08 ID:BKn3hKU/0

彩人「ははははははははっ!」

 哄笑。

以下略



235Res/273.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice