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2014/04/30(水) 20:28:29.57 ID:Jt/5r6cB0
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2014/04/30(水) 20:30:09.44 ID:Jt/5r6cB0
「秋月さん!」
「う……!」
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2014/04/30(水) 20:31:21.54 ID:Jt/5r6cB0
「『貴女は秋月さんであって秋月さんじゃない』。
貴女のベースとなっているのは間違いなく秋月さんで、貴女は秋月さんそのものと言っていいほどに限りなく近い存在だけれど、本人はひどい風邪で自分の家にいるんだよ」
「では……私は……透赤音は……」
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2014/04/30(水) 20:32:30.56 ID:Jt/5r6cB0
「もちろん褒めてるよ? でもそれが原因で自分を抑圧してちゃ良くないよね」
私みたいになっちゃうんだから、と羽川さんが笑う背後で、白い猫が嘲るように鳴いた。
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2014/04/30(水) 20:33:15.35 ID:Jt/5r6cB0
いや、目覚めた、と言った方が正しいだろうか。
「……う、ん」
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2014/04/30(水) 20:34:46.55 ID:Jt/5r6cB0
「ったく、風邪引いてるなら助けくらい呼べよ。顔真っ赤じゃねえか」
「す、すいません……」
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2014/04/30(水) 20:35:43.07 ID:Jt/5r6cB0
「秋月、りんご食べるか?」
「りんご……?」
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2014/04/30(水) 20:37:07.38 ID:Jt/5r6cB0
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2014/04/30(水) 20:38:18.83 ID:Jt/5r6cB0
「相変わらず、お前は何でも知ってるな」
「何でもは知らないわよ、知ってることだけ」
いつものやり取りを交わす僕と羽川。
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2014/04/30(水) 20:39:24.85 ID:Jt/5r6cB0
「ひたぎがいるのに二人きりで旅行なんて誘えるか」
「阿良々木くんでもそれくらいの気配りは出来るんだ」
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2014/04/30(水) 20:40:30.39 ID:Jt/5r6cB0
「温泉旅行に行きたかったのも、秋月さん。
現状を打破したかったのも、秋月さん。
阿良々木くんに愚痴を言っていたのも、秋月さん。
全部全部、彼女の本音。秋月さん、今のままだと二十代のうちに総白髪になっちゃうよ?」
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