11: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:21:57.22 ID:IFdEPb8do
人間何がきっかけになるのかよくわからないが、その日以来播磨は忍とよく話をするようになった。
12: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:22:52.58 ID:IFdEPb8do
そんな淡い希望は、敵意に満ちたアリスの視線にかき消されてしまった。
(どういうことだ)
13: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:23:28.14 ID:IFdEPb8do
「んだよ」
「“しの”のことが好きなのかって聞いてるの」
14: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:24:02.46 ID:IFdEPb8do
(アリスちゃんが俺と大宮の関係を疑ってヤキモチ? 嫉妬か。そいつは一体、どういうことなんだ)
播磨は一瞬考える。
15: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:24:38.34 ID:IFdEPb8do
別の場所。
「ああ、つまりシノは別にハリマくんとお付き合いしているわけではなかったのね」
16: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:25:05.78 ID:IFdEPb8do
「それを言いにきた」
「はあ」
17: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:25:42.04 ID:IFdEPb8do
少し茶色がかった髪の毛に、(比較的)豊かな胸を持つその女子生徒は、
綾の中学時代からの親友である、猪熊陽子である。
18: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:26:10.33 ID:IFdEPb8do
いつの間にか陽子はデジタルカメラを手にしていた。
「いや、本当に待てっよ陽子」
19: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:26:45.89 ID:IFdEPb8do
と、すかさず綾がツッコんだ。
中学時代の同級生らしく、二人のコンビネーションは息ピッタリである。
20: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:27:14.66 ID:IFdEPb8do
二年生の佐野という男子生徒は、異性に対して積極的な男で有名であった。
なまじ顔も良いため、女にはモテた。
21: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:28:26.18 ID:IFdEPb8do
播磨の観察によると、アリスには仲の良いクラスメイトが三人いることがわかった。
まず、1人はホームステイ先の住人である大宮忍。遠くから見るとコケシに見えなくもない彼女は、
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