22: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:29:01.71 ID:IFdEPb8do
(やはり思いははっきりと口に出したほうが良さそうだな)
だがしかし、いつもアリスの周りには例の三人がいる。
23: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:29:45.12 ID:IFdEPb8do
「はーい」
しかし、アリスのすぐ近くにはツインテールの小路綾とやや大柄な猪熊陽子がいた。
24: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:30:41.97 ID:IFdEPb8do
これがチャンスだ。
彼女の家までの道のりはだいたい頭に入れている播磨は、頭の中で瞬時の
25: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:31:29.19 ID:IFdEPb8do
(冗談じゃねェ。この大事な時に警察なんかの相手してられるか)
あまり懸命ではない彼は、目の前の告白という目標しか見えていなかった。
26: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:32:09.10 ID:IFdEPb8do
(いよっしゃ、警官の追跡を振り切ったぞ。早くアリスちゃんのもとへ)
再びアリスの姿を探した播磨。
27: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:32:47.71 ID:IFdEPb8do
逸る気持ちを抑えて顔を上げた時、夕日に輝く金色の髪の毛が見えた。
「大丈夫デスか?」
28: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/05/01(木) 19:54:35.65 ID:foCa0LDfo
夕日に染まる街。
買い物客や下校中の学生もいる中で、播磨拳児は一世一代の告白をした。
29: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/05/01(木) 19:55:03.17 ID:foCa0LDfo
30: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/05/01(木) 19:55:58.34 ID:foCa0LDfo
翌日――
「昨日は散々だったな……」
31: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/05/01(木) 19:56:29.85 ID:foCa0LDfo
「どうした大宮」
「大変ですよ播磨くん。転校生ですよ転校生」
32: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/05/01(木) 19:56:57.81 ID:foCa0LDfo
金髪の少女は、ややカタコトの日本語でそう言って笑う。
「私、九条カレンと申すデス。イギリスから来ました!」
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