39:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 22:09:45.67 ID:khfCJb4To
怜「何か悩んでんの?」
爽「え?」
事後、押さえたホテルの個室で怜は私にそう言った。
40:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 22:14:59.05 ID:khfCJb4To
最終目標は決まっている。
怜を私に惚れさせて恋人にすることだ。
その為にどうするのか。
この柵を取っ払わないとならない。
41:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 22:20:40.11 ID:khfCJb4To
再び事後。
時間は午前5時。
怜「何のつもりや?」
42:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 22:21:27.08 ID:khfCJb4To
我ながら何て妥協だ。
でも、それでいい。十を手にいれるのならまずは一からだ。
これでいいんだ。
43:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 22:25:21.74 ID:khfCJb4To
このまま、自然消滅だけは避けたい。
不透明な未来に期待するほど私は馬鹿ではない。故に勝負をかけるなら今日しかない。
ホテルのロビーで清算をしながら私は算段を立てていた。
44:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 22:28:22.67 ID:khfCJb4To
爽「怜、眠たくない?」
怜「少し」
爽「どうする? 帰る?」
45:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 22:32:42.64 ID:khfCJb4To
大阪のことなど私は知らない。
いつも怜に連れていってもらっていた。
私が怜を連れ回すなど北海道でなければできないが、それでも怜は黙って着いてきてくれた。
46:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 22:35:02.43 ID:khfCJb4To
爽「私には何もない。地位も名誉も財力もそれこそ、怜を引っ張っていけるだけのものは何一つない」
爽「けれど……それでもこれから、ずっと、怜と同じ時間を生きていたい」
あれ? 告白は告白でもプロポーズじゃないか?
47:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 22:36:48.65 ID:khfCJb4To
見事に告白に成功した私は怜を家に返し、千里山へと向かった。
爽「ちわーっす。江口いる?」
セーラ「久しぶりやな。どないしたん?」
48:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 22:39:43.99 ID:khfCJb4To
エピローグというか、プロローグというか……。
新春。まだ北海道は寒い。
大学へと進まず、実業団へと入団した私は一人暮らしを始めた。
49:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 22:42:25.73 ID:khfCJb4To
あー終わった。爽さんの口調わかんねー
拝読ありがとうございました。おやすみなさい。
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