過去ログ - 姫様「では、頼みましたよ勇者」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 14:05:32.18 ID:OsJVXmyg0

姫様「天上より授かれしその剣で、この国を脅かす魔王を討伐するのです」


勇者「はい」


神託を受け、勇者となった青年は、

ある日とうとう王城に呼ばれました。


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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 14:19:42.60 ID:Uyt9/dZq0

召喚状に同封された通行証を見せて、門番の脇をぬけ、城門をくぐる。

いくつもの扉を抜けた先に王宮はあった。

以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 14:34:28.99 ID:/HCX/1de0

姫様「いま、この国が脅威に脅かされているのは、あなたも知っていますね?」


勇者「はい、それに対抗するために私は選ばれましたから」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 15:10:54.00 ID:ONhS0GiI0

姫様「…そんで、なんですか?勇者よ」

勇者「……それ、全て私に任せるおつもりで?」

以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 15:20:19.84 ID:/HCX/1de0

勇者「そんなに一度にできるわけないでしょう!それも私一人だけで!」

姫様「いいえ無理なら仲間を雇えばいいでしょう?酒場でもなんでも行ってから…」

以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 15:28:50.03 ID:h42Ci2Z10

姫様「まぁまぁ、全てやり終えて無事に帰還したあかつきには、私の夫になる権利を与えますから、どうです?」

勇者「えぇ、でもそれじゃあ割に合わないですよ」

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 15:36:57.48 ID:p/1X6f2M0

勇者「せめて軍隊をだすとか、軍属の誰かを同行させるくらいしてくださいよ」


姫様「ダメです、そのような余分な国費は使えませんので、あしからずですわ」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/14(水) 15:39:57.22 ID:gO1aFPPd0
しえん


9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 15:47:15.08 ID:7vmYANyn0


姫様「そ、そんな…お父様!何故ここに」

勇者「え?!お父様というと、すでに隠居なされたはずの先代の国王様ですか?」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 15:52:07.11 ID:76RIqTcZ0

元国王「だまらっしゃい!大体なんだその悪趣味な像は、胸盛り過ぎじゃぞ!」


金像「」ボインタワワッ
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 16:05:29.32 ID:+A7yCkt10

国王「姫には罰として、勇者の旅に同行することを命ずる、これは国王の決定なるぞ!」

姫「えっ、えーっ!?」

以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 16:15:33.45 ID:zh0JMdIz0

姫「めんどくさいですわ、でも行かなければ命令違反でどんな罰が待っているか…打ち首か、縛り首か」


勇者「自分の娘にも容赦なしですね、国王様も」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/14(水) 16:43:54.37 ID:V6tTgRYFo
期待してる


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 16:47:51.13 ID:p/1X6f2M0


"スーパー剣(ソード)": 神より与えられし勇者にのみ扱えるすこぶる強い剣。

勇者「でやあぁーっ!!」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 17:03:56.11 ID:HX/1v8/w0

四の五の問答言い合いの末、なんとか旅に出た二人だったのですが、

そこはまあ、普段はまともに出歩かないボンクラお姫様だったので

以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 17:12:27.73 ID:voUgKkqR0

しばらくして日も沈みかけた頃、
ようやく、隣の村が見えてきました。

姫「野宿はごめんですのっ!」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 17:19:21.44 ID:1krUMffk0

姫「なんですの?このボロっちい宿は、まさかここに泊まる気なんじゃないでしょうね?」


宿の主「えぇ〜、それ俺の目の前で言う?普通…」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 17:28:43.67 ID:voUgKkqR0

勇者「…いえいえ!それじゃああなたは?まさか床で寝かせるわけにもいかないし…」


姫「私は、こんな安っぽい宿に泊まるくらいなら町の役場に行って止めてもらいます!」
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 17:40:13.16 ID:0QHvfgLO0


その夜、お姫様がスヤスヤとそこそこのベッドで寝静まった頃。

硬い安布団で休んでいた勇者は、突然暗闇の中、直感で飛び起きました。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 17:48:44.22 ID:Cz+Yx40t0

そうして、夜が明けた頃
魔物たちはようやく引き上げていき

それに合わせて、結託していた村人たちもようやく、勇者に降参することになりました。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 17:55:36.04 ID:7kM8oX950

そののち、首謀者であった村の村長がとっ捕まり、姫は銅貨の入った袋と

ロバと小さな馬車を手に入れて、勇者に向かって随分と誇らしげにしていました。

以下略



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