13: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:11:28.19 ID:dbM7AdOoo
>高坂宅・茶の間
お母さんとお父さんが神妙な顔つきでテレビを見ている。
『速報です、東京都千代田区外神田で、女性が電柱の上で亡くなっている事件が起こりました』
14: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:11:54.50 ID:dbM7AdOoo
>通学路
いつも通り、ことりちゃんと待ち合わせ。海未ちゃんはこんな日も朝練だ。
「おっはよう!ことりちゃん!」
15: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:15:04.94 ID:dbM7AdOoo
>放課後
>南宅
「ことりちゃんのお家にくるの久々かも!お邪魔しまーす」
16: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:16:41.52 ID:dbM7AdOoo
>テレビの中?
ギュンギュンギュンドスーン
目が回るような落下に終わりを告げたのは、お尻の激痛だった。
17: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:17:14.66 ID:dbM7AdOoo
人を投げ入れた?大変だった?どうにも話が噛み合っていない。
私は自分が何者で、どんな目的を持ちテレビにはいっていたか、そして入るのは今回が初めてだということを丁寧に話した。
「なるほどなー。だけど、人が投げ入れられたのは事実なのです」
18: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:19:33.36 ID:dbM7AdOoo
ともあれ、オルフェちゃんの案内で人が落とされたって場所へ向かうことにしたんだ。
でも霧は濃いし、道もあるのか無いのかわからない。
「そうだ、お姉ちゃんたちにコレ、渡しておくのです」
19: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:21:23.40 ID:dbM7AdOoo
「ここなのです」
「ここって」
「私のバイトしてるお店……」
20: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:22:51.30 ID:dbM7AdOoo
――少し、意識を失っていたようだ。とっさに竹刀で受けたのが良かったのか、目立った外傷はない。
「あいつは……うぐっ」
たたきつけられた衝撃で全身が痛む。腕に、脚に、力が入らない。
21: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:23:18.69 ID:dbM7AdOoo
パリィン
22: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:23:45.09 ID:dbM7AdOoo
「ペルソナぁ!」
23: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:24:19.33 ID:dbM7AdOoo
私はお腹の底から、聞きなれない単語を叫んでいた。
砕いたカードから青い光と風の奔流が洪水のように溢れだす。
それが収まった時、目の前にはお腹に大きく穴の空いた人物が佇んでいた。
私と同じサイドを縛った髪型、機械のような四肢、そして炎を封じ込めたような瞳。
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