2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/23(月) 06:22:41.15 ID:9ygRhxYk0
私と竜宮小町が事務所のドアを開けると「誕生日おめでとう!」という声が溢れ出してきた
それに連なってクラッカーの音や、いつもありがとうという声も聴こえた気もするが、些細な違いだ
私が驚いて丸い目をしていると
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/23(月) 06:23:48.13 ID:9ygRhxYk0
その後は別に特筆すべきことは無い
ケーキを食べ
プレゼントを貰って
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/23(月) 06:24:45.87 ID:9ygRhxYk0
窓の外を眺める
夜の雨は嫌いだ
不安で狂ってしまいそうだから
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/23(月) 06:25:30.77 ID:9ygRhxYk0
何にせよ、こうして机に座っている時間が無いと落ち着かない
人はそれをワーカホリックと呼ぶのだろうが、まあそれでも構わないだろう
どうせ私は"普通の女の子"では無いのだから
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/23(月) 06:26:31.46 ID:9ygRhxYk0
夜の雨は嫌いだ
人肌恋しさで押し潰されそうになるから
だが、私は誰を恋しいと言うのか?
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/23(月) 06:27:19.15 ID:9ygRhxYk0
目の前に彼の顔が過る
いや、実際の所彼はここに居ないのだが
まあ頼りにはなる人間ではある、彼は
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/23(月) 06:28:03.50 ID:9ygRhxYk0
夜の雨は嫌いだ
センチメンタルに溺れてしまうから
先人も雨夜の月という言葉を遺している
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/23(月) 06:28:58.93 ID:9ygRhxYk0
「よう律子、こんな時間に何やってんだ?」
事務所の入り口に彼の姿があった
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/23(月) 06:29:39.98 ID:9ygRhxYk0
「・・・」カタカタ
「・・・」カタカタ
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/23(月) 06:30:19.31 ID:9ygRhxYk0
「・・・」カタカタ
「・・・よし」ッターン
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/23(月) 06:30:58.58 ID:9ygRhxYk0
「さて、家まで車で送っていくよ」
「いえ、そこまで面倒かける訳には・・・」
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