154: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 14:36:05.32 ID:IQ7B33obo
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155: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 14:37:13.19 ID:IQ7B33obo
ドアを開け、中へと入る。
店主「いらっしゃーい……って、魅音ちゃんと圭一くんか」
椅子に座った伯父さんが、あたしたちを出迎えてくれる。
156: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 14:38:23.17 ID:IQ7B33obo
圭一「それで、店長さん。何かオススメのゲームとかって、ありますか?」
店主「うーん、特に目新しいものはないかなぁ」
腕を組み、唸りながらそう答える伯父さん。
157: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 14:39:39.46 ID:IQ7B33obo
圭一「なんですか、これ?」
店主「今の二人に、ぴったりなものだと思うよ」
それは、少しだけ大きめの箱だった。それを得意げな顔をしながら、伯父さんは開ける。
158: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 14:41:08.30 ID:IQ7B33obo
店主「僕からのささやかなプレゼントだ。これ二つとも、圭一くんにあげるよ」
圭一「え、俺に?」
店主(ほら、キミから魅音ちゃんに渡してやればロマンチックだろ?)
159: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 14:43:26.62 ID:IQ7B33obo
あたしがボーっとしている間に、圭ちゃんは伯父さんから紙袋をひとつ受け取っていた。
圭一「それじゃ、また来ます、店長さん」
店主「はいよ!魅音ちゃんを泣かすなよ、圭一くん!」
160: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 14:44:49.91 ID:IQ7B33obo
圭一「今もらってきたこれ、なんだけ―――」
「は、はう〜〜〜っ!!」
どこからか聞こえてきた暴走モードのレナの声が、圭ちゃんの言葉を遮った。
161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/28(木) 14:46:21.06 ID:6xtugg0tO
待ってた!
162: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 14:46:40.71 ID:IQ7B33obo
魅音「―――記憶はそこで途絶えている……」
詩音「……大体分かりました」
気が付いた時には、あたしは家へと戻って来ていた。
163: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 14:48:27.96 ID:IQ7B33obo
詩音「………お姉自身は、今日のデートはどうだったんですか?」
魅音「ど、どうだったって言うのは?」
詩音「手ごたえがあったのかどうかですよ、もちろん」
164: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 14:50:09.56 ID:IQ7B33obo
詩音「まあ、いいです。それで、今後の事なんですが」
あたしの抗議をさらりと受け流し、詩音は話し続ける。
詩音「多分、もう私がどうこうする必要はないと思われます。あとはお姉自身が、巡って来るチャンスをモノに出来るかどうかだと思いますよ」
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