172: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:03:33.56 ID:IQ7B33obo
――――――
Side-魅音
詩音と入れ替わったあたしは、ひと足先に学校へと来ていた。
173: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:06:02.02 ID:IQ7B33obo
魅音「おはようです、みんな!」
教室のドアを開け、みんなに挨拶する。
沙都子「おはようございますですわ、詩音さ……ね、ねーねー?」
174: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:09:21.96 ID:IQ7B33obo
魅音「いやー、昨日は参ったね。悟史くん、大丈夫ですか?」
悟史「え、あ、ああ……うん、大丈夫だよ。そんなに強く殴られたわけじゃないし」
梨花「悟史も沙都子の手前、弱音を吐くわけにはいかないのですよ。強い子なのです」
175: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:13:25.92 ID:IQ7B33obo
悟史「ちょ、ちょっと詩音っ?」
魅音「シーッ!声を沈めて、悟史!」
悟史「………やっぱり、魅音だった」
176: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:15:17.37 ID:IQ7B33obo
悟史とそんな押し問答をしている間に、三人が登校してきた。
レナ「おはよー、みんな!」
詩音「おはよう!」
177: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:17:55.05 ID:IQ7B33obo
――――――
その日は一日、冷や冷やされっぱなしだった。
詩音は悟史のことを呼び捨てに出来ない性分で、悟史の名前を呼ぼうとする度に声は震えているし、悟史は悟史であたしと詩音の姿を見ては微妙な表情をするし。
178: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:21:02.49 ID:IQ7B33obo
梨花「魅ぃ、今日は部活は無いのですか?」
魅音「っ……」
梨花ちゃんのその言葉を聞いて、思わず反応してしまいそうになる。
179: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:23:34.94 ID:IQ7B33obo
レナ「それじゃ、詩ぃちゃんとはここでお別れだね。帰ろう、圭一くん、魅ぃちゃん?」
圭一「………悪い、レナ。俺もちょっと、放課後は用事があるんだ」
魅音「………?」
180: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:25:48.28 ID:IQ7B33obo
魅音(それにしても、圭ちゃんの用事ってなんだろ?)
興宮に行くような用事と言ったら、結構限られて来ると思うんだけど。
圭ちゃんの用事についてはさっぱり見当もつかなかった。
181: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:27:29.62 ID:IQ7B33obo
Side-詩音
詩音「はぁ〜、やれやれ、世話の焼ける姉だこと」
レナ「ふふっ、何言ってるの、詩ぃちゃん?」
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