過去ログ - ひぐらしのなく頃に  恋難し編
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182: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:30:18.46 ID:IQ7B33obo
でも―――レナさんには、悪い事をしてしまったかもしれない。

レナさんの気持ちにも薄々気付いておきながら、私はお姉を応援する事にしたんだから。

レナ「何考えてるの、詩ぃちゃん?」
以下略



183: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:32:35.59 ID:IQ7B33obo
詩音「レナさんは、強いですね」

私の言葉には言葉では返さず、レナさんは笑顔で返してくる。

だけど、その笑顔は、どこか寂しさが感じられた。
以下略



184: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:36:19.25 ID:IQ7B33obo
――――――

Side-魅音

圭一「魅音……」
以下略



185: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:37:13.22 ID:IQ7B33obo
魅音「け、圭ちゃん……?」

圭一「魅音……―――」

圭ちゃんの顔が近付いて来る。少しずつ、ゆっくりと。
以下略



186: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:38:43.29 ID:IQ7B33obo
眼前まで近づいて来た圭ちゃんの顔は、あたしの顔を素通りして、耳元で止まる。

圭一「お前に、渡したいものがあるんだ。……受け取って、くれるか?」

魅音「―――………うん。受け取る。受け取るよ、圭ちゃん」
以下略



187: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:40:39.80 ID:IQ7B33obo
魅音「あたし……あたしは……」

不器用でも構わない。あたしは、あたしに出来るように言葉にする。

魅音「圭ちゃんとは、ひとつ歳が離れてて……来年には、雛見沢分校を卒業して、高校に進学しちゃう身なんだよね。だから、ずっと圭ちゃんの隣にいることは、出来ないけど……。
以下略



188: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:42:22.98 ID:IQ7B33obo
圭一「―――………ああ、勿論だ。俺は、魅音の事を絶対に忘れない」

その言葉と同時に、圭ちゃんはリストバンドをあたしに受け渡してくれた。

圭一「俺の隣は魅音の居場所だし、魅音の隣は俺の居場所だ。―――そういうことで、いいな?」
以下略



189: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:43:31.10 ID:IQ7B33obo



ああ、なんだろう。

以下略



190: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:45:21.16 ID:IQ7B33obo
『恋難し・終幕』

圭ちゃんと、今度はしっかりと手を繋いで、日の落ちていく様子を眺めながら雛見沢の田舎道を歩く。

あれから、然したる会話もなくただ流されるように二人並んで歩いていた。
以下略



191: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/08/28(木) 15:47:34.75 ID:IQ7B33obo
詩音「はろろーん、お二人さん♪」

園崎の屋敷の前に到着すると、満面の笑みを浮かべた詩音が出迎えてくれた。

詩音「その様子は、どうやらうまく行ったみたいですね?」
以下略



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