過去ログ - 勇者「それでも俺は魔王を倒す」ヒロイン「言うと思った」
1- 20
43: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/11(月) 12:10:08.41 ID:ZbuWHB4fO
ヒロイン「勇者に全てを話そうと思った事もあったよ?でもね…そんな残酷な事、できなかった。本当は皆死んでいて、あなた自身も亡霊みたいなものだなんて…やっぱり言えなかった」

ヒロイン「それに…結局同じだもの。どう足掻いても、勇者は魔王への復讐という使命からは逃れられない…私がどんなに止めたって、いつも魔王を倒す為に旅立っていったわ。私1人の思いが、世界中の人達の思いに叶う訳なんかないもんね…」

勇者「…苦しかったよな。辛かったよな。それがどれ程のものか、俺には想像もつかないけど…ヒロイン、本当にごめん…」
以下略



44: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/11(月) 12:10:47.47 ID:ZbuWHB4fO
勇者「俺はやっぱり魔王を倒したい」

ヒロイン「……」

勇者「真実を知ったからこそ…全ての元凶である魔王を、どうしても許す事ができないんだ。…俺がこう思うのも、やっぱり俺が復讐の意志から生まれた存在だからかもしれないけど…」
以下略



45: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/11(月) 12:15:05.61 ID:ZbuWHB4fO
【大きな街】

ヒロイン「ここはね…私の生まれ育った街なんだ」

勇者「ヒロインがここで…」
以下略



46: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/11(月) 12:15:59.72 ID:ZbuWHB4fO
【湖の畔の街】

ヒロイン「…ここが、王様のいた街。ここで私達は、王様から魔王の居場所を聞いたわ」

勇者「…魔王はどこに?」
以下略



47: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/11(月) 12:16:40.17 ID:ZbuWHB4fO
【雪原】

勇者「すごい雪だな…」

ヒロイン「そうだね」
以下略



48: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/11(月) 12:20:14.01 ID:ZbuWHB4fO
【王都】

勇者「ひどい有り様だな…」

ヒロイン「王都は、私達が最初に訪れた時から既にこうだった…昔と殆ど変わっていないわ」
以下略



49: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/11(月) 12:21:09.13 ID:ZbuWHB4fO
【魔王城】

魔王「…おや、久しいな勇者。サキュバスを倒したそうじゃないか」

勇者「こいつが…魔王…!!」
以下略



50: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/11(月) 12:23:23.18 ID:ZbuWHB4fO
魔王「しぶとい奴らだ…滅せよ!グラビティスフィア!!」ボムッ

ヒロイン「…外れたわよ?」

魔王「ちっ!狙いが狂ったか…」
以下略



51: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/11(月) 12:26:51.47 ID:ZbuWHB4fO
【王都】

勇者「…どうにか脱出できたな」

ヒロイン「…すっかり夜だね」
以下略



52: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/11(月) 12:28:21.13 ID:ZbuWHB4fO
ヒロイン「聞こえなかった?私を殺してほしいの」

勇者「な、なんで俺がヒロインをっ?!大体、ヒロインは死なない体なんじゃ…」

ヒロイン「そう、誰も私を殺せはしない…ただ1人、私に禁呪を掛けた勇者以外は」
以下略



53: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/11(月) 12:31:16.98 ID:ZbuWHB4fO
ヒロイン「…本当?」

勇者「もうすぐ俺は完全に消滅する…自分でわかるんだ」

ヒロイン「そう…」
以下略



64Res/66.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice