20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 01:46:03.09 ID:Gqx9SXLWo
  
  高そうな腕時計を何度も見て舌打ちしている。 
  上着を抱えるとトレイを持って出て行こうとする。 
  そこに澪が呼びかけた。 
  
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 01:48:16.49 ID:Gqx9SXLWo
  
 「ね、律。この時間のマックって、なんだか守られてる感じしない?」 
  
  そう言う澪の後ろからまだ傾いた日差しが射し込む。 
  つややかな髪に淡い光が射して、まるで天使の輪っかのようだ。 
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 01:50:30.11 ID:Gqx9SXLWo
  
  澪の方、もう見ることもできない。 
  気の置けない笑い声が遠くから聞こえる。 
  もぞもぞと動き出したプリン頭の二人、 
  しびれた彼氏の腕をさすってくすくす笑ってる。 
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 01:52:43.59 ID:Gqx9SXLWo
  
  夕方だったらよかったのに、とずっと思っていた。 
  
  縄跳び大会の夕暮れ通学路みたいに、 
  私が先に転んで、澪をずっと引っ張って、守ってあげて、 
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 01:54:56.98 ID:Gqx9SXLWo
  
 「律、帰ろうよ。 
  今から新幹線に乗れば、夜には家に着けるから」 
  
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2014/08/30(土) 01:57:46.91 ID:Gqx9SXLWo
 残りは今日の夜8〜9時辺りに投下予定 
 おやすみ 
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/30(土) 02:03:03.79 ID:wBketev1o
 待ってる 
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/30(土) 08:38:26.84 ID:OtB7f+VbO
 期待して待つぜ。 
 何処まで行ったんやこいつら…… 
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/30(土) 17:58:14.72 ID:Gqx9SXLWo
 用事で9時より遅れそうなので前半だけ投下 
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 17:59:42.47 ID:Gqx9SXLWo
  
  
   ◆  ◆  ◆ 
  
  これはいわば神様に向けた供述調書で、現実には何の意味もなさない。 
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