27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2014/09/06(土) 23:50:08.19 ID:ICDu1SOY0
ほむらと杏子のやり取りをつまらなさそうに見ているさやか。
ほむらと杏子のやり取りを少し羨ましそうに見ているまどか。
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga ]
2014/09/06(土) 23:51:12.64 ID:ICDu1SOY0
まどかに助けられ、まどかを想い、まどかの為に全てを費やして今がある。
世界中の人間を敵に回すような嘘は吐けても、まどかのことが嫌いという嘘だけは絶対に口にできなかった。
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2014/09/06(土) 23:52:13.66 ID:ICDu1SOY0
ほむら「…やっぱり遠慮しておくわ。宿題は自分達でやりなさい」
杏子「うげっ…」
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2014/09/06(土) 23:52:54.97 ID:ICDu1SOY0
杏子「…あーあ。おいさやか!お前もちっとは協力しろよ!」
さやか「…別にあいつの手なんか借りなくても宿題くらいできるよ」
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2014/09/06(土) 23:54:00.14 ID:ICDu1SOY0
8月3日
ほむらは特に何かするわけもなく夏休みを消化していた。
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2014/09/06(土) 23:55:00.16 ID:ICDu1SOY0
必要はない筈だった。だが、ほむらは夕暮れの街を歩いていた。
何時の間に外に出ていたのだろうか、ほむらは自分でもわからなかった。
なぜ外に出たのだろうか、それもほむらにはわからなかった。
少しでも人間らしい振舞いがしたかったのか。
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2014/09/06(土) 23:56:35.37 ID:ICDu1SOY0
どれだけ歩いたのだろうか、ほむらは足を止める。
遠くから太鼓を叩く音と笛の音が聞こえてきた。
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2014/09/06(土) 23:57:25.00 ID:ICDu1SOY0
ほむら(私は何をしているのかしら…)
祭りの音に誘われ、無意識に歩を進めたものの祭りを楽しむ気持ちは欠片も無かった。
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2014/09/06(土) 23:58:31.25 ID:ICDu1SOY0
まどかが世界を改変した後の世界、そこで鹿目家とほむらは親交があった。
初めて会った時、タツヤは川沿いの土手の地面にお絵かきをしていた。
まどかを描いていた。
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2014/09/06(土) 23:59:18.30 ID:ICDu1SOY0
そして今、初めて出会った時の姿にそっくりな鹿目タツヤはそこにいた。
悪魔ではなかった頃の記憶が刺激され、何も考えられなくなっていた。
ほむらは泣いているタツヤに近寄る。
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