61: ◆2EWtVjNbB.K/[sage saga]
2014/09/14(日) 00:45:36.89 ID:LEnzb0Kio
【SIDE:提督】
-鎮守府・提督執務室-
62: ◆2EWtVjNbB.K/[sage saga]
2014/09/14(日) 00:46:37.05 ID:LEnzb0Kio
書き終えたものを一枚取り、これは後に出す分と
机の引き出しに仕舞おうとした所で開けた所から小さな箱が姿を見せる。
ぱかっ
63: ◆2EWtVjNbB.K/[sage saga]
2014/09/14(日) 00:47:10.36 ID:LEnzb0Kio
渡すべき相手だけが決まっている。
じきに練度も最大に達し、且つ指輪の持つ意味も含めて渡すにふさわしい相手。
提督は榛名の顔を思い浮かべ、これをどのように渡してやろうかと思案する。
今渡すべきか? それとも練度が最高の状態に達した段階で?
64: ◆2EWtVjNbB.K/[sage saga]
2014/09/14(日) 00:48:50.73 ID:LEnzb0Kio
◇ ◇ ◇ ◇
こんこん
65: ◆2EWtVjNbB.K/[sage saga]
2014/09/14(日) 00:49:44.68 ID:LEnzb0Kio
「榛名」
「はい」
66: ◆2EWtVjNbB.K/[sage saga]
2014/09/14(日) 00:50:53.54 ID:LEnzb0Kio
◇ ◇ ◇ ◇
「大分片付いたな……」
67: ◆2EWtVjNbB.K/[sage saga]
2014/09/14(日) 00:51:37.82 ID:LEnzb0Kio
廊下へと出て食堂への通路を二人がゆっくりと歩いて行く。
提督は後ろ手に組み、ゆったりとした足幅で。
榛名はその少し斜め後ろ、歩幅は狭いが提督と離れないように同じ速度で。
68: ◆2EWtVjNbB.K/[sage saga]
2014/09/14(日) 00:55:07.25 ID:LEnzb0Kio
昼時を過ぎたことでがらんどうの食堂へとたどり着いた二人は
厨房でゆっくりと片付けをしている給糧艦娘である間宮の前へと歩き声をかける。
因みに間宮は厨房の一切を任されており、鎮守府の台所事情は彼女に支えられていると言っても過言ではない。
69: ◆2EWtVjNbB.K/[sage saga]
2014/09/14(日) 00:56:19.34 ID:LEnzb0Kio
「……ふふっ」
日々変わらぬその光景を今日も目にした間宮は小さく微笑みその二人を眺める。
70: ◆2EWtVjNbB.K/[sage saga]
2014/09/14(日) 00:58:20.65 ID:LEnzb0Kio
◇ ◇ ◇ ◇
「……ふぅっ、うまかった」
71: ◆2EWtVjNbB.K/[sage saga]
2014/09/14(日) 00:59:15.67 ID:LEnzb0Kio
「ど、どうしましょう……」
「そのまま返すのも無理だろうし、頂いてしまうか」
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