15: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:24:35.37 ID:L+7u/Q1o0
つづく
16: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:26:06.99 ID:L+7u/Q1o0
午後七時。
誰もいない部屋の中で、アスカはテーブルに突っ伏したまま、ぼんやりとシンジの部屋のふすまを眺めていた。
シンクロテストも終わり、着替えを済ませたパイロット達はそれぞれとっくの昔に自宅へと帰ったのだが、今、ミサトの家にはアスカ一人しかいなかった。
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/14(日) 08:26:13.69 ID:EITl124DO
なんでや!
なんで冬月はんが犠牲にならんとアカンのや!
18: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:27:41.87 ID:L+7u/Q1o0
明日、エコヒイキの家にシンジが遊びにいく……。
今、アスカの頭の中はその事で一杯だった。
それを考えるだけで、胸が締め付けられる様に苦しかった。
19: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:29:33.48 ID:L+7u/Q1o0
夕食後。
シンジの作った料理を食べた後、アスカは再びテーブルの上で突っ伏しながらシンジを見ていた。
20: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:30:52.09 ID:L+7u/Q1o0
シンジはアタシのものじゃなかった。
エコヒイキのものになりかけていた。
21: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:32:09.58 ID:L+7u/Q1o0
ミサトは今日は帰りがかなり遅くなると言っていた。
そして、明日、シンジはエコヒイキの家に遊びに行く。
それだけはさせたくない。
22: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:33:21.89 ID:L+7u/Q1o0
「ん……?」
イヤホンを取り、アスカに顔を向けるシンジ。
「ごめん、アスカ。今、何て言った?」
23: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:34:44.97 ID:L+7u/Q1o0
「で、でも……」
そう言いながら、シンジはダッシュで自分の部屋に行き、ムチとアイマスクを迅速に用意して帰ってきた。
「急にSMをしようなんて、何で……」
24: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:37:56.96 ID:L+7u/Q1o0
実際、SMをしようなんてアスカが言い出したのには深い考えがあっての事ではなかった。
とにかくエコヒイキにはシンジを取られたくないというただその一心から言い出しただけの事で、むしろこれは緊急避難に近い。目の前に避難所と書かれたドアがあったからとりあえず飛び込んでみただけの事である。
シンジは朝メチャクチャに犯されたいと言っていたし、好きな人に触られて、キスされて、乳首をつねられて、ビンタされて、罵られて、蔑まれて、服を脱げと命令されて、唾を顔に吐かれて、全身を舐め回されて、踏まれて、アナルを開発されたいと確かに言っていた。それは多分SMの事だろうとアスカは思い、ふっと口に出したのだ。
25: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:39:48.84 ID:L+7u/Q1o0
それから十数分後。
これから始まる、めくるめくの濃密な夜の行為について、待っている間、脳内でずっと想像をし続けていたシンジはもうたまらなかった。
まるでマタタビを前にお預けを食らった猫の様に、彼は期待し興奮し、そして猛々しく勃起し異常に悶々としていた。
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