過去ログ - 和「フランスより」咲「愛をこめて」
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103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/11/11(火) 23:21:02.56 ID:uFteyLvx0
期待してます
104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/16(日) 19:16:54.18 ID:xNsE7g/io
待ってるよー
105: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 00:52:54.95 ID:rRVkEB150
翌朝の目覚めは、すっきりとしたものだった。
咲「うーん……」
程よい弾力のベッドの上で咲は大きく伸びをする。
106: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 00:57:37.74 ID:rRVkEB150
カルロ「だからといってホテル暮らしじゃ金もすぐに尽きるしな」
カルロ「それなら部屋探しが終わるまで、うちの空いている部屋を格安で使ってもらうのはどうだろう…って」
カルロ「そうミチコが言い出したんだよ」
107: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 01:04:15.75 ID:rRVkEB150
ひとしきり口が落ち着いたところでオレンジジュースのグラスを取った。
爽やかな酸味が喉に嬉しい。絞りたてのジュースならではの風味である。
咲「ご馳走様でした。美味しかったです」
108: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 01:08:57.11 ID:rRVkEB150
ホテルを出てすぐに和は大通りを下りはじめた。
昨日歩いた大通りと同じように、こちらの通りにも石造りのビルが延々と並んでいる。
やはり内装は自由なのか、それぞれの店にあわせた看板やショーウィンドウが目に楽しかった。
109: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 01:12:57.39 ID:rRVkEB150
和「ところで、パリのどんなところが見たいんですか?」
そう尋ねられたのは、大きな交差点に差し掛かったところだった。
目の前には石造りの橋が架かっていて、その奥にテレビで見たことのある教会がそびえている。
110: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 01:24:42.13 ID:rRVkEB150
咲「せっかくだし、和ちゃんのオススメでお願いしたいなぁって」
そう咲が切り返すと、和は怪訝な表情になった。
和「オススメ、ですか?」
111: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 01:37:19.78 ID:rRVkEB150
石造りの橋を渡り、例の大きな教会を横目に真っ直ぐ進む。
巨大な長方形を二つ並べたような不思議な形の建物こそが、かの有名なノートルダム大聖堂であった。
和「今わたしたちがいるのがシテっていう小さな島です」
112: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 01:43:53.21 ID:rRVkEB150
和「咲さんは、アレに近づいちゃダメです」
咲「どうして?危ないものには思えないけど……」
和「ダメッたらダメです。絶対に離れなくなっちゃうんですから……」
113: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 01:49:25.15 ID:rRVkEB150
しばらく川沿いを歩いていたところで、ふいに和が方向を変えた。
斜めに入るやや細い道を進んでいけば、金とブロンズで出来たモニュメントが見えた。
これなら咲にもわかる――バスティーユ広場だ。
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