過去ログ - 八幡「彼女の笑顔が頭から離れない」
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2014/10/27(月) 02:02:11.55 ID:zb0yCBaF0
途中から背を向けていたので雪ノ下がどんな表情をしているかはわからない。
ただ、何も言葉が飛んでこないことから考えると、俺はどうやら間違わなかったらしい。
俺は自転車にまたがり、勢いよく漕ぎ出す。
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2014/10/27(月) 02:06:08.79 ID:zb0yCBaF0
12.
「ヒッキーおまたせー」
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2014/10/27(月) 02:10:06.79 ID:zb0yCBaF0
「由比ヶ浜、中学生の校内トラブル発生件数一位が何か知ってるか?」
「いきなり何?んー、タバコとか?」
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2014/10/27(月) 02:14:07.70 ID:zb0yCBaF0
「誘っておいてなんだけど、あたし今日早めに帰らなきゃいけないんだよね」
隣を歩く由比ヶ浜が切り出す。いや、だったら別の日にすりゃいいだろ…。
そんな俺の視線に気づいたのか、由比ヶ浜は不満げに語り出した。
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2014/10/27(月) 02:18:14.88 ID:zb0yCBaF0
腹ごしらえも済んだ後、夕飯の件も兼ねて小町に電話した。
『はいはーい。どしたのお兄ちゃん』
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2014/10/27(月) 02:22:09.65 ID:zb0yCBaF0
* * *
「んー、遊んだ遊んだ」
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2014/10/27(月) 02:26:10.54 ID:zb0yCBaF0
「さ、最後に好きな人の話、しようよ」
優しい彼女の声は、残酷に突き刺さった。
いつかの俺の言葉がフラッシュバックする。
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2014/10/27(月) 02:35:45.83 ID:zb0yCBaF0
「時間、押してるんだろ」
俺の答えは素っ気なかった。
問題を先延ばしにすれば関係は続く、単純な思考だった。
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2014/10/27(月) 02:42:32.48 ID:zb0yCBaF0
13.
俺は自転車を取りに行くために人ごみにもまれていた。
それが凄く心地よかった。
喧騒が耳を犯していてくれなければ、今にも叫びだしそうな気分だった。
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2014/10/27(月) 02:46:15.18 ID:zb0yCBaF0
* * *
再び人気の少ない場所に出る。
道中、俺は今日のことを包み隠さず話した。
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