9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/01(土) 23:56:05.88 ID:Sg9+rzdu0
薄暗い灯りに包まれた場内の、特等席に凛をエスコート。さっき手を繋いだ順に、普通よりも傾き気味なふかふかの椅子に腰かけ、先ずは告げてなかった一言を。
真姫「凛」
花陽「凛ちゃん」
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2014/11/01(土) 23:56:45.99 ID:Sg9+rzdu0
真姫「あ、でも――フライングで、これは渡してくれって。穂乃果から。学校に持っていくには大きすぎるからって」
花陽「私それ気になってたんだ!開けてみて凛ちゃん!」
凛「わ、何かにゃ何かにゃ?」
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2014/11/01(土) 23:57:13.29 ID:Sg9+rzdu0
真姫「………でも、穂乃果やエリーも来てくれれば………」
口に出してからしまったと思ったけれど、もう遅い。花陽が、ぽつりと相槌をくれる。
花陽「………確か、断られちゃったんだよね?」
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2014/11/01(土) 23:57:52.34 ID:Sg9+rzdu0
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2014/11/02(日) 00:00:22.65 ID:bAwQRq8b0
「「「―――へ?」」」
こんなの―――聞いてない。
思わず揃ってぽかーんとしていると、入れ替わり立ち替わりに、色々な聞き慣れた声が聞こえてきた。
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2014/11/02(日) 00:01:16.30 ID:bAwQRq8b0
真姫「……ああ、だから一緒に来れないって……ことなのね。こんな風に、することがあったから……」
花陽「……μ'sの皆、らしいね……」
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2014/11/02(日) 00:03:53.47 ID:bAwQRq8b0
まあ、突っ込みどころ満載のナレーションによって、ロマンチックな雰囲気なんて微塵も感じられないけれど――それでも、食い入るように空に見とれる凛を眺めていれば、私と花陽の、ささやかな誕生日プレゼントはこれでよかったのかな、なんて思った。これは凛の誕生日な訳だもの。でも、次見るならば―――
凛「みんな、本当に嬉しいにゃ。ありがと―――」
『テステス―――凛!大変なの!よく考えたら――こっちには星空ガイドできる人間がいないわ!一年生三人で見てもらおうと思ってたところ悪いけど……真姫を寄越して!変わりに穂乃果を向かわせるから!―――ちょ、絵里ちゃあん!?穂乃果が何をしたっていうのさー!』
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/02(日) 00:05:24.82 ID:bAwQRq8b0
間に合わなかった、ごめん凛ちゃん。今年一年も幸せに過ごしてくれ……
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/02(日) 04:58:19.12 ID:8iZt1aYlO
おつ
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/02(日) 13:29:36.78 ID:2TftZZ/CO
おつおつ
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