過去ログ - 勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/12(月) 20:55:00.59 ID:pkf2ayLi0
勇者「エルフか……まさか本当に存在しているなんて、思いもしなかった」
エルフ少女「まあ、極力人間に接触しないようにってお触れが出てるからね。私たちの村も、人や魔物の目に映らないよう、結界で覆って隠しているし。実際エルフに会ったって人は、そりゃなかなか居ないんじゃないかな?」
勇者「どうしてエルフは人間から身を隠すんだ?」
以下略
132
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/12(月) 20:56:39.24 ID:pkf2ayLi0
エルフ少女「とはいえ、いくら私でも誰彼かまわず助けたりはしない。今回は特別だったんだよ、勇者」
勇者「そ、そうなのか? じゃあ、どうして俺を?」
エルフ少女「君が私たちエルフの『恩人』だからさ」
以下略
133
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/12(月) 20:58:16.61 ID:pkf2ayLi0
エルフ少女「さてと…それじゃあ私は狩りに行ってくるけど、勇者はこれからどうする?」
勇者「俺は……」
エルフ少女「傷は癒えたとはいえ、まだ体がだるいようだったらここで休んでいてくれていいよ。ただ、注意してほしいことがある」
以下略
134
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/12(月) 21:00:18.05 ID:pkf2ayLi0
エルフ少女「じゃあ、行ってくるね」
勇者「なあ……本当にいいのか?」
エルフ少女「ん? 何が?」
以下略
135
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/12(月) 21:01:20.06 ID:pkf2ayLi0
三時間後―――森の中。
勇者(結局―――変化の杖を持って出てきちまった)
勇者(エルフ少女が言ってたような重要な使い道なんてない……ただ、魔王軍の目を誤魔化して逃げおおせるためだけ……姑息な目的だ…)
以下略
136
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/12(月) 21:02:49.74 ID:pkf2ayLi0
第六の町―――
宿屋の主人「ああ、その三人ならウチに泊っていったよ」
勇者「ほ、本当ですか!?」
以下略
137
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/12(月) 21:03:44.42 ID:pkf2ayLi0
三日後―――勇者の故郷、『始まりの国』
勇者「帰ってきた…は、いいけど…母さんに何て言い訳しようかな…」
勇者「ちゅーか、四人で出ていったのに一人で帰ってきたら絶対何があったのか聞かれるよな……どうしよ、何て言おう」
以下略
138
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/12(月) 21:05:30.51 ID:pkf2ayLi0
勇者の家―――
勇者「た、ただいまー!」
ドタドタドタ――――!
以下略
139
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/12(月) 21:07:15.03 ID:pkf2ayLi0
勇者へ
戦士からお前が俺達を見捨てて逃げ出した、と聞いた時は耳を疑った。
以下略
140
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/12(月) 21:08:42.04 ID:pkf2ayLi0
勇者「………」
勇者は、震えていた。
手紙から読み取れる、ある一つの真実。
以下略
141
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/12(月) 21:09:59.70 ID:pkf2ayLi0
夕食。
久しぶりに味わう母の手料理。
エルフ少女の作った食事程美味であるとは言えないが、それでも舌に馴染んだ懐かしい味は、とても美味しく感じられる。
勇者「………」
以下略
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