過去ログ - 吹雪「迎えを待っていたんです」
1- 20
74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 23:01:50.16 ID:sQ4l+FLzo



その言葉に思わず顔が強張りました、それに対して軍人さんは優しい表情のまま

以下略



75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 23:07:34.57 ID:sQ4l+FLzo

「それなら、離れたくないって言い換えれば納得してもらえますか?」


「いいや、それも君の本心じゃない」
以下略



76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 23:08:35.92 ID:sQ4l+FLzo
「気の抜けた顔で日々を過ごす母の顔を見たことがあるんですか」


優しい母はきっと父を責めることもなかったでしょう、軽率な行動だったと私を責めることもなかったでしょう

以下略



77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 23:10:29.41 ID:sQ4l+FLzo

「だからどうしてそんなことが言えるんですか!私の何を知ってるって言うんですか!」


「確かに俺は当時の事も君の家族の事も知らない、知ってるのは君から聞いた話と今日の君の行動だけだ」
以下略



78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 23:11:27.99 ID:sQ4l+FLzo


今日はあの日のように太陽がぎらぎらと照り付けていて

私はもうその暑さを感じられないけれど、なんとなく昔に帰ったような気がして
以下略



79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 23:13:01.20 ID:sQ4l+FLzo
この涙は一体何に対する後悔なのか、それももうわかりません

自分の行動も、決意も、気持ちも信じられなくなって、ただ泣くばかり

私は一体、本当は何がしたいんだろう
以下略



80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 23:13:54.10 ID:sQ4l+FLzo

「でもな、君はそもそも悪くないだろ。悪いのはあの日君を海に突き落とした奴で、反省すべきなのはそいつらだ」


「君は今家族に対する義務感と、妖精さんに会いたいという本心の板挟みになっている」
以下略



81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 23:14:56.63 ID:sQ4l+FLzo


「また、道中で襲われたら、どうするんですか」


以下略



82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 23:15:52.00 ID:sQ4l+FLzo
家族に対しての後悔は、消えたわけではありません

今でも家族の気のない顔が脳裏にこびりついているようです

でもそれは、私が生き返りでもしない限りどうしようもないことを、本当は理解しています
以下略



83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 23:16:47.16 ID:sQ4l+FLzo


いつまでも膝をついていては格好もつかないので、私はやっと立ち上がり

一歩だけ引いて軍人さんの目を見てみます
以下略



95Res/69.36 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice