過去ログ - 翔太郎「スマイルプリキュアだと?」
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20: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:22:10.26 ID:5NjTgzOY0
俺はみゆきたちに連れられ、事務所の本棚に開いた穴からメルヘン極まる場所にやってきた。そこは木の中の図書館といった感じに壁一面に本が収められていた。
本は確かに絵本だらけ。切り株で作られたであろう小屋もある。フィリップが言っていた通りの場所だ。
フィリップ「やぁ、翔太郎。それにみゆきちゃんたちも」
21: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:22:46.07 ID:5NjTgzOY0
フィリップがスタッグフォンの画面をこちらへと向けた。そこには、メモリ探索用に放っていたガジェットツールの一つ、バッドショットから送られてきた映像が映し出されている。とても凄惨な光景だった。
翔太郎「タブーじゃねぇか! 学校なんかで暴れやがって」
あかね「ここ、うちらの学校やん!」
22: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:23:30.50 ID:5NjTgzOY0
マジョリーナ「さあ、タブー・アカンベェ! どんどんやっちゃうだわさー」
翔太郎「やいこらバアさん。そこまでだ!」
みゆき「何の罪もない学校の人たちに手を出さないで!」
23: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:24:18.35 ID:5NjTgzOY0
マジョリーナ「前座はここまで。本番はここからだわさ!」
フィリップ「あ、あれは!?」
翔太郎「ちょっと待て! ありゃ『アイスエイジ』のメモリじゃねぇか! あのバアさん、マジでこの街を氷河期にでもするつもりかよ」
24: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:24:55.24 ID:5NjTgzOY0
宙に浮いていたアイスエイジのメモリはすぐさま適合者を見つけ、真っ直ぐに飛んでく。
その先には――
れいか「えっ!?」
25: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:26:04.43 ID:5NjTgzOY0
みゆき「ひどい……」
なお「許せない!」
あかね「うちらの仲間を化け物にしくさって!」
26: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:26:33.12 ID:5NjTgzOY0
マジョリーナ「もうお前たちには抵抗する手段はないだわさ! お前らの大好きな友達が、大好きな街を破滅するのを大人しく見ているがいいだわさ!」
I・アカンベェ「アカンベェー!」
校舎やグラウンド、そして生徒たち。アイスエイジは目に付く全てを氷漬けにしていく。俺たちの眼前に広がる光景は、まさしく地獄の最下層。コキュートスのそれだった。
27: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:27:22.70 ID:5NjTgzOY0
I・アカンベェの攻撃の前に飛び出したのはあかねだった。
翔太郎「危ねぇ! 逃げろ、あかね!」
あかね「逃げへん! 絶対に!」
28: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:28:01.25 ID:5NjTgzOY0
ヒート!
キュアサニー・H「太陽サンサン、熱血パワー! キュアサニー・ヒート!」
轟々と猛る灼熱の炎が冷気を一瞬で払い、凍てついた世界を徐々に溶かしていく。
29: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:28:54.31 ID:5NjTgzOY0
サニー、マキシマムドライブ!
キュアサニー・H「はあああああ!」
サニーは上空に巨大な火の弾を作り出すと、高く跳躍しバレーのスパイクの如くI・アカンベェへと叩きつけた。
30: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:29:44.89 ID:5NjTgzOY0
ジョーカー「おやおや、まさかマジョリーナさんまで負けてしまうとは」
ウルフルン「ハッ、意気込んでた割には随分呆気なかったなぁ」
マジョリーナ「ぐぬぬ! ほんの少し油断していただけだわさ!」
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