過去ログ - アナスタシア「可憐なる魔獣」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/15(土) 21:07:37.99 ID:Pp1nkFxlo

結局、今日も夜空は見上げられませんでした。
かじかむ両手を吐息で暖めて、望遠鏡を片付けようと立ち上がります。


 「――それ、覗かせてもらっても良いですか?」


背中から、声を掛けられました。
驚いて振り向くと、そこに立っていたのは優しげな眼をした男の人。

 「ア……どうぞ」

 「ありがとうございます」

場所を譲ると、男の人がそっと望遠鏡を覗き込みます。
見晴らしの良い丘なのに、いつの間に来たのか。スーツにマフラーだけで寒くないのか。
不思議な雰囲気とは裏腹に、レンズを覗く表情はとても楽しげでした。

 「えっと、調整はこのネジですか?」

 「ニェート……こっち、です」

慣れない手つきでくるくるとネジを回します。
さっきまでの調整通りなら、70倍の大きさで三日月が見えている筈です。


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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/15(土) 21:09:40.85 ID:Pp1nkFxlo

 「綺麗ですね」

ほぅ、と白い息を吐き出して、男の人が望遠鏡から目を離しました。
私に番を譲るように差し出された手に、ふるふると首を振って答えます。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/15(土) 21:11:05.77 ID:Pp1nkFxlo

初めて会った人の、初めて聞いた言葉は。
驚くくらいまっすぐに、私の胸の中へ入ってきました。


以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/15(土) 21:12:10.52 ID:Pp1nkFxlo

白銀の妖精ことアナスタシアちゃんと、漆黒の堕天使こと神崎蘭子ちゃんのSSです


前作とか
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/15(土) 21:12:45.05 ID:RiV4xBbFO
??「任天堂倒す方法、知ってます」


6:>>5 ちょっと笑ってしまった[saga]
2014/11/15(土) 21:27:25.08 ID:Pp1nkFxlo
― = ― ≡ ― = ―

 「煩わしい太陽ね!」
 (おはようございます!)

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/15(土) 22:10:40.07 ID:Pp1nkFxlo

 「ヴェールの奥底は如何に?」
 (どんな人なんですか?)

 「それがなー、すっごい美少女だぞ。びっくりするぞ」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/11/15(土) 22:18:33.89 ID:kjefn8Vv0
毎度楽しみにしてます


9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/15(土) 22:46:12.41 ID:Pp1nkFxlo

 「まぁ、その辺はあとあと。応接室で待ってるから早速会ってくれ」

 「心得た」
 (楽しみです!)
以下略



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