過去ログ - 勇者の娘「お父様の仇を討ちます」
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6: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/11/20(木) 21:27:12.83 ID:cSJEM5KH0
暗黒騎士「面白い奴だな。何を許せって?」
令嬢「お忘れなら、忘れたままでいて下さい」
暗黒騎士はまた可笑しそうに吹き出す。しかし冷静を装う反面、私は焦っていた。これで自害もできなくなった。しかしこのまま彼に組み敷かれるというのは、どうしても受け入れがたい。
7: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/11/20(木) 21:30:36.61 ID:cSJEM5KH0
今日はここまでです。
結構長くなる予定なので、無理せず少しずつ読んで下さい。
更新頻度はゆっくりいくつもりです。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/20(木) 21:36:08.48 ID:BBV0/RrMO
乙
続きを期待してるぞッ!
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/20(木) 21:37:07.78 ID:6cAGkzW0O
乙
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/20(木) 21:47:52.91 ID:PY3XxiF7O
おおぉ、暗黒騎士出たからまさかと思ってすぐ確認したが、暗黒騎士前にも書いてた人と同一人物か!!
少女漫画風ss第2弾期待せざるを得ない!!
11: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/11/21(金) 22:08:30.93 ID:kJl2AN3m0
翌日の朝食会。他の幹部方が食卓を囲む中、私も暗黒騎士と共に席についた。
翼人「2人共、並ぶと見栄えはいいじゃないか」
暗黒騎士「どうも」
12: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/11/21(金) 22:09:02.55 ID:kJl2AN3m0
暗黒騎士「協力しろ――魔王を討つ」
―――何を言っているの?
13: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/11/21(金) 22:09:37.20 ID:kJl2AN3m0
意識を朝食会に戻す。暗黒騎士は相変わらず皮肉をおどけた笑顔で返している。それにしてもまあ、皮肉を言う方も、よくも飽きないものだ。
魔王「しかし、人間達の間では大騒動になっているようだぞ」
何の話の脈絡か、魔王が突然そう言い出した。
14: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/11/21(金) 22:10:06.35 ID:kJl2AN3m0
しばらくの沈黙。
その後、誰かがふっと噴き出した。
悪魔「これはこれは!もう勇者を惚れさせたのか、やるな暗黒騎士!」
15: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/11/21(金) 22:10:37.51 ID:kJl2AN3m0
囚われの身の現状、あの侮蔑の視線と言葉が今の私に対する正当な扱いだ。
しかし心まで折れたら負け。あんなものに押しつぶされないよう、心を厳重に武装する。
私は今まで、勇者となる運命を何となく受け入れていた。
だけれど今は今までとは違う。もう私しかいない。私が折れたら代わりはいない。
16: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/11/21(金) 22:14:14.88 ID:kJl2AN3m0
今日はここまでで。
数日かけてある程度書き溜めてから投下するのと、毎日小刻みに投下するのとどちらがいいのか…。
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