23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/24(月) 00:01:46.30 ID:nmlBgYLE0
右に曲がった廊下を進む。御坂が通り過ぎた窓には赤い手形が大量に張り付いていた。
奥には古びたエレベーターがある。
その近くまで辿り着き、すぐ隣の窓に手形ではない何かが浮かびあがっていることに気付いた。
『I see you』
「…………」
エレベーターの前に立つ。やはり音もなく扉は開いた。
中へと入り、扉が閉まり始めた時。誰かの声が静かに響いた。
『Who are you?』
扉が完全に閉まる直前。御坂はぽつりと呟いた。
『――――――――――I』
ボタンのないエレベーターは、ひとりでに下へと動き出していた。
現在の階数を表示するパネルが赤く点灯し、あんなものがあっただろうかと御坂は疑問を抱いた。
しばらくはただ点滅しているだけだったが、やがてそこには赤い光で数字が浮かび上がった。
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