41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/11/26(水) 23:06:16.13 ID:RnBvvHTn0
そして放課後、仕方が無しに部室に行った。
部室には長門と何故かメイド服姿の朝比奈さんが既にきていた。
手近なパイプ椅子に腰を掛けると朝比奈さんがお茶を淹れてくれた。
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/26(水) 23:07:06.83 ID:RnBvvHTn0
「へい、お待ち!」
一人の男子生徒の袖をガッチリとキープした涼宮ハルヒが的はずれな挨拶をよこした。
俺の姿を確認すると満足げに頷き、
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2014/11/26(水) 23:07:35.29 ID:RnBvvHTn0
「入るのは別にいいんですが」
転校生の古泉一樹は落ち着いた笑みを絶やさずに言った。
「何をするクラブなんですか?」
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/26(水) 23:08:03.68 ID:RnBvvHTn0
古泉は、
「はあ、なるほど」
と何かを悟ったような口ぶりで呟いて、朝比奈さんと長門有希を交互に眺め、訳知り顔でうなずいた。
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/26(水) 23:08:37.05 ID:RnBvvHTn0
「ではこれより、第一回SOS団全体ミーティングを開始します!」
俺と長門には構わずに勝手にやってくれ。
「果報は寝て待て、昔の人は言いました。でももうそんな時代じゃないのです。地面を掘り起こしてでも、果報は探し出すものなのです。だから探しに行きましょう!」
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/26(水) 23:09:03.64 ID:RnBvvHTn0
ほれ見た事か。古泉は今頃後悔をしていることだろう。
いや、待てよ?涼宮ハルヒに朝比奈さんという美少女と街を散策できると考えて役得とでも思っているかもしれない。
もっとも、おそらくだが、何らかの理由を付けて奢らされることになるだろうから、やはり最後は後悔することになるだろう。
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/26(水) 23:15:53.65 ID:RnBvvHTn0
涼宮ハルヒに触発されたという訳ではないのだが、俺も部活動をしたくなった。
「なぁ、長門」
文芸部員仲間の長門に声をかけた。
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/26(水) 23:58:54.91 ID:ueVWiP8DO
ペロッ…これは…!
ゆきりん一人勝ちフラグ!!
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/11/27(木) 00:04:10.89 ID:WaZCKwwi0
そして土曜日。涼宮ハルヒ達と会うと面倒なので時間をずらして駅前に集合した。
午前十一時。制服姿の長門と合流した俺は図書館に向かった。
「お前、私服持ってないのか」
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/27(木) 00:04:36.60 ID:WaZCKwwi0
駅前が行政開発によって土地整理されたときに出来た新しい図書館に着いた。本なんか長門からしか借りたことがない俺は入ったことがない。
長門は、壁際のやたらでかくて分厚い本が立ち並んでいる棚の前でダンベルの代わりになりそうな本を立ち読みしていた。厚モノ好きだな、ほんと。
その姿を見ながら失敗したなと思った俺は空いたソファーで暫し眠ることにした。
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/27(木) 00:05:34.07 ID:WaZCKwwi0
「いてっ!」
頭に衝撃が走り目が覚める。
何事かと思ったら涼宮ハルヒがもの凄い形相で睨みつけながら仁王立ちしていた。
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