過去ログ - 真姫「事後調査報告書: 猫と傷口と体液について」
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1:※みじかめりんまき[sage saga]
2014/12/06(土) 05:04:58.23 ID:PC6+H8Nvo

 それから二週間が経ってようやく熱が収まった頃、
 はじめて自分の身に起きたことがはっきり知覚されたようだった。


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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/06(土) 05:05:51.60 ID:PC6+H8Nvo


 沙翁曰く、恋とは落ちるもの。

 ママの部屋の本棚で、
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/06(土) 05:06:27.92 ID:PC6+H8Nvo

 その子は道に飛び出した子猫のように
 私の行く道を遮って、
 全力でぶつかって、
 私に傷を残して、
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/06(土) 05:07:04.29 ID:PC6+H8Nvo

 私は目を回して倒れ込んで、
 一瞬そこがどこなのかも分からなくなって、
 傷口がじくじくと痛んで、
 でもその傷が、
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/06(土) 05:07:40.73 ID:PC6+H8Nvo

  ◆  ◆  ◆

 指、切っちゃったの?なめたげるね。
 って伸ばした手を引っ込める前にあの子にくわえられる。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/06(土) 05:08:17.03 ID:PC6+H8Nvo

 ――ねえ、真姫ちゃん。

 って唇を濡らしたまま、
 私の指先から涎の糸を銀色に伸ばしたまま、
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/06(土) 05:08:53.33 ID:PC6+H8Nvo

「ねえ、真姫ちゃん」
「なあに」
「凛のこと、すき?」

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/06(土) 05:09:29.68 ID:PC6+H8Nvo

 すぼんだ唇が少し傾けられて、
 私はそこに自分を押しつけた。
 凛のなかで私を湿らせていった。

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/06(土) 05:10:05.99 ID:PC6+H8Nvo

「ねえ、真姫ちゃん」

 なあに?

以下略



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