42: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 00:49:32.25 ID:3Z2rwvsF0
しえな「……あぁ」
兎角「命令されてきたのか」
43: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 00:55:12.74 ID:3Z2rwvsF0
決して強い感情ではなかったが、今までに兎角からは聞いたことのない、訴えかけるような声が印象的だった。
しえな「そんなの関係ない。ボクがみんなのためにそうしたいって思ったんだ」
44: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 00:59:19.67 ID:3Z2rwvsF0
しえな「どういう意味だよ」
無意識に拳に力が入るのを感じた。
45: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 01:03:34.21 ID:3Z2rwvsF0
兎角「殺す必要はない。私の目的は一ノ瀬を護ることだ」
怒鳴るしえなとは対照的に、兎角は静かな声ではっきりと告げた。
46: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 01:07:00.83 ID:3Z2rwvsF0
兎角は数秒黙り込むと、しえなへの視線を緩めた。
兎角「本当にそいつらは剣持の居場所なのか」
47: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 01:10:01.02 ID:3Z2rwvsF0
暗殺者が吐くセリフだろうかと、何か言い返してやるつもりで顔を上げるが、しえなはそこで押し黙った。
目を伏せる兎角から優しい空気を感じた。
48: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 01:13:38.90 ID:3Z2rwvsF0
兎角「時間だ。もう行くよ」
気まずくなったのか、もう嫌になってしまったのか、兎角は部屋を出て行った。
49: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:00:32.12 ID:3Z2rwvsF0
しえな「もう来ないかと思ってた」
同じ時間、同じ場所、向かい合う距離。
50: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:06:43.14 ID:3Z2rwvsF0
ぎゃぁぁあああ!!
犬が!犬が布団の上でおしっこを……!!
今日は始めたばっかりですが、しばらく空けます。
また戻ります。
51: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:33:18.39 ID:3Z2rwvsF0
兎角「私はお前が怒ってると思ってたけどな」
しえな「じゃあなんで来たんだよ」
52: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/13(土) 23:35:34.07 ID:3Z2rwvsF0
しえな「なにそれ。お前、そんな冗談言うんだな」
どう反応していいか分からずに、素のまま返すと兎角が困ったように頬を掻いた。
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