100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 15:12:29.82 ID:11FPBTipo
ことり「穂乃果さん、どうしたんですか?」
穂乃果「……少し昔のことを考えていた、かな」
ことり「……はい」
101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 15:29:03.43 ID:11FPBTipo
三年前
穂乃果「ねぇ、ことりちゃん。私って予知能力者なんだよ」
ことり「あはは。そういう漫画、昔読んだよね」
102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 15:46:20.52 ID:11FPBTipo
ことり「……本当、なの?」
穂乃果「うん。信じられないのは分かるよ。私だって未だに夢か何かだと思うこともあるし」
穂乃果(ことりちゃんが信じたいけど信じられないそんな表情をしている)
103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 15:56:36.03 ID:11FPBTipo
穂乃果「と言うわけで、ことりちゃんのお家に少し寄るね」
ことり「うん、いいけど……」
穂乃果(半信半疑の表情、六度目ともなると見慣れてくる)
104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 16:05:21.47 ID:11FPBTipo
穂乃果「大丈夫。そのために私がここに居るんだよ?」
ことり「そ、そうだよね! 穂乃果ちゃんが居るもんね」
穂乃果「五分待ってから家を出よう。そのくらいなら大丈夫だよね?」
105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 16:16:47.43 ID:11FPBTipo
声「ことりっ! ことりーっ!!」
穂乃果(事故はすでに起きていた。野次馬の中、必至に声を張り上げるおばさんの声)
穂乃果(幸いことりちゃんさえ巻き込まれなければ運転手が軽傷を負うだけだ)
106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 16:34:39.51 ID:11FPBTipo
穂乃果(この事故を通してことりちゃんは私のことを完全に信用してくれるようになった)
穂乃果(ことりちゃんのお母さんも最悪の事態を回避したからか、信用してくれているようである)
穂乃果(後に理事長という立場からの信用が希ちゃんを救う一因となるのだ)
107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 17:00:44.68 ID:11FPBTipo
自室
穂乃果(私が私と成りえるのは今の時間の穂乃果が意識を手放す時、つまり眠っている時にしか
動くことができない)
108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 17:16:24.22 ID:11FPBTipo
ことり「催眠術ですか?」
穂乃果「うん。あの五円玉を紐でプラプラ揺らす感じのあれね」
ことり「分かりました! 催眠術の本を今すぐ買ってきます!」
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 17:18:40.48 ID:11FPBTipo
穂乃果「そんなわけで、最初は五円玉で大丈夫だから。あとは催眠術だって言って適当にやるだけで、
穂乃果ちゃんは眠ってしまうわ」
穂乃果(私のキャラも繰り返す度にブレブレだよね。もう口調が真姫ちゃんだよ!)
110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 17:27:50.89 ID:11FPBTipo
穂乃果(そして、時間は流れ、私にとっては六度目の高校二年生)
穂乃果(特に大きなバタフライエフェクトは発生していない。順調と言えた)
穂乃果(ただ、あと一手が欲しい。今回もあれが良いだろう)
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