146: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/01/04(日) 21:22:16.80 ID:cu+AxlEe0
思わずぼそっと突っ込むが二人には聞こえていなかったのか、あえて無視をしているのか反応は返ってこなかった。
純恋子「番場さんが作ってくださるカレーならどの世界のカレーより美味しいに決まっていますわ」
147: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/01/04(日) 21:31:44.73 ID:cu+AxlEe0
純恋子は自分より少し低い位置にある真昼の頭をそっと抱き寄せた。
純恋子「わたくしのために作って下さいますか?」
148: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/01/04(日) 21:39:23.36 ID:cu+AxlEe0
兎角「じゃあ私が食べてやる」
鳰「ウチに気を遣ってるみたいな言い方っスけど、ただの食い意地っスよね」
149: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/01/04(日) 21:42:55.23 ID:cu+AxlEe0
体育の授業が終わり、全員で教室に戻る途中、晴は後方を歩く兎角に並んだ。
晴「兎角さん、ありがと」
150: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/01/04(日) 21:46:29.31 ID:cu+AxlEe0
兎角「……知らない。別にお前、みんなで料理したいなんて言ったことないだろ」
カレーの話なんてしていないのに、そう言って墓穴を掘る辺りが兎角らしいと思う。
151: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/01/04(日) 21:51:24.46 ID:cu+AxlEe0
鬱陶しそうにするかと思って兎角の顔を覗き込むと、ため息をつきながらもちゃんと笑って返してくれた。
晴「兎角さん」
152: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/01/04(日) 21:55:46.34 ID:cu+AxlEe0
わざとというわけではなかったが、落ち込んだ態度が素直に出てしまって兎角がさらにため息をつくのが聞こえた。
兎角「どっちにしても私が困るんじゃないか……」
153: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/01/04(日) 22:02:27.40 ID:cu+AxlEe0
晴「大好き」
込められるだけの想いを声と笑顔にのせる。
154: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/01/04(日) 22:06:49.59 ID:cu+AxlEe0
どんな返事をくれるのか、少しばかり期待をしてみる。
兎角は数秒考え込んで、晴の顔を見た。
155: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/01/04(日) 22:15:04.31 ID:cu+AxlEe0
考え込んだ数秒の間、きっと兎角は頭の中で晴を困らせるための言葉を並べたはずだ。
晴「兎角さん、晴が喜ぶような事言おうとしたの?」
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