過去ログ - 少年「そんな『憎悪』が、あってたまるか」
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37: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2014/12/27(土) 01:15:20.55 ID:YBOMP4fI0
「今だってそうだ。君は自分が危なくなると、躊躇なく命乞いをした。まるで僕への憎しみなどなかったかのように。
 君は、自分に都合のいい時に湧き上がったり、引っ込んだりするものを『憎悪』と言ったのか!?
 こんなことで誰かを憎むことを忘れられるのか!?」

僕がどのくらい君を憎んでいると思っている。
以下略



38: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2014/12/27(土) 01:18:04.34 ID:YBOMP4fI0
僕は返り血を浴びた状態で、林を出た。
予想通りではあったが、キツい。

予想通り、僕の『憎悪』は彼がいなくなっただけでは消えなかった。

以下略



39: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2014/12/27(土) 01:20:42.49 ID:YBOMP4fI0
僕はその警察官と共に、警察署の取り調べ室に入った。
中では、簡素な机とパイプ椅子。石油ストーブが置かれていた。
警察官はストーブに火を点けてから座る。
僕もそれに従って座った。

以下略



40: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2014/12/27(土) 01:22:29.06 ID:YBOMP4fI0
「生きろ……なんて、軽々しくは言えないな」

意外な言葉だった。
てっきり、生きてさえいればなにかいいことがある、みたいなことを言われると思っていたからだ。

以下略



41: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2014/12/27(土) 01:24:02.54 ID:YBOMP4fI0

「う、わ、わあああああああああああああ!」

その直後に僕は大声を出して泣いた。
その言葉。
以下略



42: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2014/12/27(土) 01:25:51.80 ID:YBOMP4fI0
終わり!

そんな便利な感情ではない


43:名無しNIPPER[sage]
2014/12/27(土) 04:08:38.37 ID:9A6f+ksIO



44:名無しNIPPER[sage]
2014/12/27(土) 22:01:32.84 ID:Odzdn5kKO
乙乙


45:名無しNIPPER[sage]
2014/12/28(日) 20:27:19.75 ID:HLyuOO+xo
逮捕されなかったの?


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