過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
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92:名無しNIPPER[saga]
2015/01/08(木) 18:04:17.73 ID:YFKlq4sxo
悪魔が出たのだ。
運が悪い。と、古泉は思った。ちょうど、女性陣と離ればなれになっているという時に。

「よよよ、ヨースケ! 今行くクマ!」

以下略



93:名無しNIPPER[saga]
2015/01/08(木) 18:06:19.49 ID:YFKlq4sxo

「ゴー! 『キントキドウジ』!」

クマのペルソナが、どこからか、体躯の半分ほどもある、トマホークミサイルを取り出し、それを頭上に掲げる。

以下略



94:名無しNIPPER[saga]
2015/01/08(木) 18:08:12.41 ID:YFKlq4sxo


「おうおう、随分賑やかじゃねーか」


以下略



95:名無しNIPPER[saga]
2015/01/08(木) 18:11:59.71 ID:YFKlq4sxo
やがて、悪魔はブスブスと音を立てながら、体の端から順に、黒い煙へと変わり始めた。

「完二、オマエ、直斗と一緒に、西宮に行ったはずじゃ……」

残存した電流に、まだ体をヒクつかせながら、花村が言った。すると、完二は、人差し指で鼻の下を擦り、
以下略



96:名無しNIPPER[saga]
2015/01/08(木) 18:13:38.42 ID:YFKlq4sxo
里中たちの方へ言った者? 古泉は、珍しく疑問符を浮かべる。
と、その直後、

「花村っ、クマ君、大丈夫っ!?」

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97:名無しNIPPER[saga]
2015/01/08(木) 18:15:00.13 ID:YFKlq4sxo
閉鎖空間内との通信は、何の前触れもなく、突然途切れた。みくるは、何が起こったのかわからず、一瞬言葉を失ってしまう。

「どうかしたんですか?」

白鐘の言葉で、はっと我に返り、すぐに、ペルソナへ意識を集中させ、もう一度、閉鎖空間内と通信を試みる。しかし……できない。通信はおろか、いくらペルソナの神経を研ぎ澄ませても、閉鎖空間の感知すらできないのだ。みくるの精神力が尽きてしまったわけでもない。
以下略



98:名無しNIPPER[saga]
2015/01/08(木) 18:16:58.39 ID:YFKlq4sxo
反応は―――探すまでもなく、すぐ近くで見つかった。

「こ、これは……白鐘さんの言うとおり、悪魔が、こちらの世界に……それに、キョンくんたちもいます。場所は―――校庭です! でも、もっと近くに、悪魔が……これは、中庭です。中庭に、悪魔が!」

「やはり……すぐに向かいましょう。僕らが何とかするしかない……朝比奈さん、ナビをお願いできますか?」
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99:名無しNIPPER[saga]
2015/01/08(木) 18:18:17.00 ID:YFKlq4sxo

人のいない、中庭の大地。その中心に、赤いボロ切れに身をまとった、人型の何者かが立っている。暗がりの中を、目を細めてよく見ると、それは肉を持たない、骨だけで構成された体を持った悪魔だった。

「ネビロス」

以下略



100:名無しNIPPER[saga]
2015/01/08(木) 18:20:06.08 ID:YFKlq4sxo
ペルソナを傍らまで引き戻し、白鐘は、長門とみくるにそう告げた。そして、帽子の鍔を直しながら、再び悪魔の群れに向き直る。その体を包む青い光が一層強くなると同時に、白鐘のペルソナは、高くへと飛び上がり、その直後、中庭中を乱れ舞った。
暗い空間に、光の帯を残しながら、悪魔たちの首を次々と斬り捨てて行く、白鐘のペルソナ。やがて、群れの半数ほどが霧散し、その向こうに、ネビロスの姿が見えた。その一筋の道を、白鐘のペルソナは、剣を構え直しながら突き進んでゆく。

「喰らえ!」

以下略



101:名無しNIPPER[saga]
2015/01/08(木) 18:22:13.14 ID:YFKlq4sxo

「く……スクナ―――」

「待って」

以下略



102:名無しNIPPER[saga]
2015/01/08(木) 18:24:02.80 ID:YFKlq4sxo
白鐘が、わずかに声を上げた。長門のペルソナが、白鐘の顔へと首を伸ばしたかと思うと、次の瞬間、真っ白な舌を出し、その頬をちょん、と舐めたのだ。

「完了した」

直後に、長門がそう呟く。
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