過去ログ - 紬「真夜中のいちご」
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61:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:41:13.45 ID:sdjP5j9j0

わたしは傘をたたむと澪ちゃんのそばに寄って、右腕を掴んだ。

「ム、ムギっ…//」

以下略



62:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:41:46.17 ID:sdjP5j9j0

寮の近くのコンビニの側まで来たときに、
店を出て行く男性客が傘を差さずそのまま走っていくのを見て、

「雨、やんだみたいだな」
以下略



63:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:42:16.58 ID:sdjP5j9j0

「昔もこんなことがなかったっけ?」

閉じた傘を澪ちゃんに手渡して、わたしたちはまた歩き出した。

以下略



64:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:42:53.40 ID:sdjP5j9j0

「そういえば、学祭ライブの前日にふたりで夜の学校を歩いたこともあったよな」

「…うん」

以下略



65:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:43:20.79 ID:sdjP5j9j0

月も星も浮かんでいない曇り夜空の帰り道を、街灯が明るく照らしている。

でもその光は、さらにこれから先、わたしたちが進む道も照らしてくれるわけじゃない。
光が届かない道を歩かなくちゃいけないときは、もう近くまできている。
以下略



66:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:44:41.79 ID:sdjP5j9j0

「澪ちゃんは、将来のこととか考えてる?どんなお仕事したいとか」

「ん。まぁそれなりには」

以下略



67:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:45:37.75 ID:sdjP5j9j0

「…ムギは?」

「……え」

以下略



68:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:46:31.44 ID:sdjP5j9j0

「やさしいひとよ。お兄ちゃんみたいな人。5つ年上なの。昔はよく遊んでもらったわ。
 わたしの知らないこといっぱい知ってる人だった。それと…ピアノがとっても上手な人だったの。
 わたし、その人を見てピアノをやろうと思ったの。
 ……今はヨーロッパで働いてるから何年も会ってないけど」
以下略



69:名無しNIPPER[sage]
2015/01/14(水) 21:46:34.66 ID:dZ0X0a64O
ふむ澪紬か


70:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:47:14.27 ID:sdjP5j9j0

「引っ越し先は決まった?」

「まだ。いざとなると迷っちゃって。家賃のこともあるし」

以下略



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