過去ログ - キタキタオヤジ「北北中学出身、アドバーグ・エルドル」キリッ  キョン「!?」
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421:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 21:15:17.61 ID:5EFHTmM80
「キョン、あんたそれ――何のつもりよ!」

まだ頬を赤らめたままのハルヒが抗議の声をあげた。知るか。俺が聞きたい!

「大体あんた、朝倉とデキてるんじゃなかったの!」
以下略



422:名無しNIPPER[sage]
2015/02/13(金) 21:20:22.32 ID:rHG/lZ6eO
えんだあああああああああ


423:名無しNIPPER[sage]
2015/02/13(金) 21:25:18.80 ID:yKxXM4MQo
マゾだな


424:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 21:36:57.86 ID:5EFHTmM80
「こんな状態になって初めて気が付いた。もう人生最期かもしれないから今の内に言っておくぞ。ハルヒ、俺はお前みたいな面倒くさくてわがままで厨二病こじらせていて傍若無人な上とてつもなく自分勝手でおまけに眉毛が細い女なんかと付き合いたくはない。だけど、それでも俺は、誰よりもお前のことが好きなんだ。お前しかいないんだ!」

一旦唇を離した後、呆然としているハルヒの瞳をしっかりと見据えながら俺は早口でまくし立てた。クッサーーーーー!という声がどこからともなく聞こえてきたが知ったことか。

それに対してハルヒの口がほんの少し開き、多分何か俺に返事かあるいは文句を言おうとしたんだろうな。俺はもう一度ハルヒの唇に自分の唇を重ねて目を閉じたから、その時、ハルヒが何を言おうとしたのかも、どんな顔をしていたのかも結局解らず仕舞いだ。
以下略



425:名無しNIPPER[sage]
2015/02/13(金) 21:43:07.14 ID:ykAePtSNo
クッサー!


426:名無しNIPPER[sage]
2015/02/13(金) 21:44:48.02 ID:cdoaVdySO
ぐちゃぐちゃっと


427:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 21:58:50.64 ID:5EFHTmM80
すぐ近くからズン!という重量感のある音と共に揺れるような震動が伝わった。

多分、髪飾りの効力が消えて光の巨人が動き出したのだろう。

とはいえ、俺にはもう武器もなかったし、俺たちには逃げ場もなかった。せめてハルヒだけでもと、反射的にかばうよう抱き寄せていたが、それも無駄なあがきなんだろうと思う。
以下略



428:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 22:18:14.69 ID:5EFHTmM80
半分無意識の状態で立ち上がった俺は、カーテンを開けて窓の外をうかがい、ぽつぽつと光る幾ばくかの星や道を照らす街灯、ちらちらと点いている住宅の明かりを確認してから、部屋の中央をバターになってしまった虎のようにグルグル円を描いて歩き回った。

夢か? 夢なのか?

見知ったクラスメイトの女と悲劇だか喜劇だか解らないカオスなラブサスペンスを演じた挙げ句、無理矢理キスまでしてしまうという、フロイト先生に話したら失笑して精神科医を紹介されそうな、そんな意味不明な夢を見ていたのか。
以下略



429:名無しNIPPER[sage]
2015/02/13(金) 22:25:39.20 ID:K8IvYyXXO
ハルヒの愛が


アヒルマンを生んだ!


430:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 22:28:57.81 ID:5EFHTmM80
そんなわけで俺は今、這うようにして不元気に一年五組の教室へとやって来ていた。

開けっ放しの戸口からは今日も半裸のオヤジとメケメケの姿が見える。改めて思うが、何だろうね、あのオヤジ。制服の代わりに腰ミノつけて奇怪な踊りをする中年姿の高校生っていくら何でも無理があるだろ。いつものようにハゲ頭が太陽の光を乱反射して眩しいしさ。

中に入ると、教室の端、オヤジからの避難場所である定位置にハルヒがいた。だが今日は不思議なことにもいつもの髪飾りをしていないし、夢と同じでショートヘアに変わっている。ついでに言えば、何だか眉が太くなっているような気もした。
以下略



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