過去ログ - 八幡「気の向くまま過ごしてた二人だから」雪乃「そうね」
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51: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:24:01.69 ID:BhSZj49po
 数週間後。

八幡「いただきます」

今晩の夕食は俺が作ったカレーだ。いつか初めて雪乃に作ってやった料理もカレーだったな、なんてことを思い出して、妙に可笑しくなる。そしてそれが遠い昔のことのように思ってしまう自分が、悲しくなる。
以下略



52: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:24:47.63 ID:BhSZj49po



その言葉を口にした瞬間、二人の時が止まった。

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53: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:25:14.90 ID:BhSZj49po
雪乃「……そうね」

その雪乃の言葉が俺の言葉のどれほど後のものかわからない。十秒ほどしかなかったのかもしれないし、一時間以上ずっと黙ったままのような気もする。

雪乃「きっと、それが一番いいのかもしれないわね」
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54: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:25:41.72 ID:BhSZj49po
雪乃「……ねぇ、八幡くん」

八幡「ん?」

雪乃「どうして、こうなってしまったのでしょうね……」
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55: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:26:28.16 ID:BhSZj49po
雪乃「でも、私もあなたも、もう限界ね」

雪乃「好きという感情を、苦痛が超えてしまった」

八幡「……ああ、そうだな」
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56: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:26:56.91 ID:BhSZj49po
――

――――

ガチャッと玄関の扉が開く音がする。俺はさっきからテーブルの前から離れられずにいる。
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57: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:27:36.11 ID:BhSZj49po
雪乃「…………」キィーバタン

八幡「…………」

言い出したのは自分なのに、どうして最後の最後で踏ん切りがつかないのだろう。最後くらいカッコよくはなくても、カッコ悪い姿は見せたくないのに。
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58: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:28:15.84 ID:BhSZj49po
『……そんなところで気持ち悪い唸り声をあげていないで座ったら?』

『え、あ、はい。すいません』


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59: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:28:48.95 ID:BhSZj49po
雪乃「……いろんなことがあったわね」

八幡「そうだな……」

雪乃「……大変なこととかたくさんあったけれど、楽しかった」
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60: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:29:45.98 ID:BhSZj49po
八幡「まぁ、悪くはなかったな」

雪乃「ふふっ、あなたらしいわね」

八幡「……俺も、お前といて楽しかったし、それ以上に……」
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61: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:30:14.06 ID:BhSZj49po





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