過去ログ - 勇者「君じゃ主人公は務まらない」
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241: ◆4S1Ttn1X06[saga sage]
2015/03/07(土) 21:55:51.16 ID:0Z4uau1h0
魔王城



姫「一人一部屋とは、随分と優遇されていますね」
以下略



242: ◆4S1Ttn1X06[saga]
2015/03/07(土) 21:56:29.41 ID:0Z4uau1h0

魔王「王国のお城と規模は似たようなものだから、迷子にならないよう気を付けてね」

姫「うっかり罠に引っ掛かって死んだりしてられませんものね」

以下略



243: ◆4S1Ttn1X06[saga sage]
2015/03/07(土) 21:57:15.69 ID:0Z4uau1h0


魔王「せっかくその板ばさみから抜け出せつつあるのに、ここで私が彼を引きずり込んでしまっては、何もかもが台無しというもの。なるほどね。貴方からしてみれば、私は悪い敵ということか」

姫「そうでなくても、貴方は人間の敵でしょう。姿形は同じであれ、紛れもない敵ですよ」
以下略



244: ◆4S1Ttn1X06[saga sage]
2015/03/07(土) 21:57:44.05 ID:0Z4uau1h0


姫「……」

姫「……どうしてかしら」
以下略



245: ◆4S1Ttn1X06[saga sage]
2015/03/07(土) 21:58:53.27 ID:0Z4uau1h0


姫「少し歩きませんか。この城の構造も把握しておかないといけませんから」

A「あぁ、それはいいな。覚えておいて損はないだろう」
以下略



246: ◆4S1Ttn1X06[saga sage]
2015/03/07(土) 21:59:41.53 ID:0Z4uau1h0


A「……原因はなんであれ、世界なんて掲げることも出来ないものだし、そう思う俺はクズでしかない。とっくに歯車は噛み合ってないんだよ。不良品なんだ。どうしようもないほどの、不良品なんだ」

A「何も満足が出来ない。そのくせ貪欲なんだ。とっくに自分で自分を見失っているみたいで、結局その代わりとして、心の快楽を求める」
以下略



247: ◆4S1Ttn1X06[saga sage]
2015/03/07(土) 22:00:20.06 ID:0Z4uau1h0

姫「…………私は不安です」

A「……俺も、不安なんだろうな」

以下略



248:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 11:35:21.50 ID:X37hCkIZO



249: ◆4S1Ttn1X06[saga]
2015/03/11(水) 01:02:32.09 ID:/ihPXn0p0

A「……明日さえどうなるかも分からないというのに、随分と気の緩い会話が出来るものだな、俺も」

A「(まだ寝るには早過ぎるし、どうせこの後は夕食が出される頃だろう)」

以下略



250: ◆4S1Ttn1X06[saga sage]
2015/03/11(水) 01:03:15.46 ID:/ihPXn0p0

魔王「私の部下と少し手合せをして欲しい。実力のある人間とちゃんと戦える機会なんて、そうそうないもの。だから、やる気と言うか何と言うか、火を付ける為にも、どうかお願いするわ」

A「お願いをされる立場じゃないだろう、むしろ命令されるような立場だ。行けと言うなら行くさ。……手合せでも何でもするが、やる気を出させるって、なんだ、そんなに目に余るほど怠けた奴がいるのか?」

以下略



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