2: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/02/21(土) 21:26:13.04 ID:u6w4SEW+0
晴はベッドに座り、ソファでくつろぐ兎角に向けて不機嫌に口を尖らせていた。
晴「兎角さーん、あれ使おうよー」
前回使用して以来、兎角の机の引き出しにしまい込まれたあの薬。
3: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/02/21(土) 21:31:13.71 ID:u6w4SEW+0
兎角「……ダメだ」
晴「あ、ちょっと揺らいだ」
4: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/02/21(土) 21:37:50.72 ID:u6w4SEW+0
完全に相手をしないように振る舞う彼女の態度が気に入らなくて、ソファの後ろから兎角に抱きつく。
晴「ダメ?」
5: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/02/21(土) 21:43:22.21 ID:u6w4SEW+0
不満があって迫っているのだと、そんな風には思われたくない。
兎角の指はいつも優しくて不満に思う事は一度もなかった。
6:名無しNIPPER[sage]
2015/02/21(土) 21:46:20.45 ID:it4RRBXso
はよ
7: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/02/21(土) 21:46:53.64 ID:u6w4SEW+0
兎角「や、やめろっ。生々しい……!」
兎角は勢いよく振り返ると、晴の頬をくいっと引っ張って喋るのを無理矢理止めた。
8: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/02/21(土) 21:53:45.51 ID:u6w4SEW+0
きっぱりと言い放つと兎角は更に顔を紅潮させた。
兎角「そういうことじゃなくてっ!お前は誘い方が過激なんだって!」
9: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/02/21(土) 21:57:03.54 ID:u6w4SEW+0
晴が眉を下げると、困ったように兎角は口元を引きつらせた。
兎角「う……」
10: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/02/21(土) 22:04:41.80 ID:u6w4SEW+0
晴の中に放たれた兎角の熱い想いは今でも記憶に残っている。
受け止めきれずに溢れた滾りは、目に見える愛情だった。
11: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/02/21(土) 22:08:58.98 ID:u6w4SEW+0
兎角から与えられるものならなんだってよかった。
わずかに顔を寄せると兎角もそれに合わせて顎を上げた。
12: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2015/02/21(土) 22:10:26.55 ID:u6w4SEW+0
ちょっと犬の散歩に行ってきます。
3、40分くらいで戻ります。
79Res/33.48 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。