過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
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◆ldFfAbiRv2
[saga]
2015/05/14(木) 23:17:55.30 ID:Exoy4KHp0
クイック詠唱後の僕の速度について来ながらアリスは僕に質問した。
アリス「ルカ!どうしたというのだ!時魔法を詠唱してまで急ぐ理由があるのか!?」
ルカ「誘拐から3日。もう手遅れだとは思うけど、急がない理由がない!」
アリス「向こうでも同じだったのか?」
ルカ「向こうとは違う。でも魔物の目的はと正体は知ってる!だから急いでるんだ!」
そう言いながらサバサの町を飛び出す。ピラミッドまでは遠くない。補給なしでも行けるだろう。
アリス「相手の正体と目的は何だ!食事を無視してまで行くのだ。納得できる理由が無ければ―――」
ルカ「相手はリリス3姉妹!目的は王女サラの淫魔化だよ!」
アリス「どういうことだ!」
ルカ「サバサ王家には魔物の血が流れてる!初代サバサ王の妻がピラミッドの主、スフィンクスなんだよ!」
ルカ「それでリリス3姉妹は王女に流れる血を半端に覚醒させて、国を内側から滅ぼすつもりだ!」
アリス「なるほど。だがリリス3姉妹は―――」
アリスがそう言いかけたところでピラミッドに到着する。
ルカ「一気に駆け抜ける!」
僕は二刀流スタイルになると、カスタムソードに炎の魔力を注ぎ込む。
中に居るのはアンデット系のモンスターがほとんど。
炎属性と不死斬の相性は抜群だ。
そう僕が構えた瞬間―――
聞きなれた声が響いてきた。
「ここがピラミッド・・・予想以上に大きいわね」
ルカ「は・・・?」
そこにはピラミッドを見上げるサラの姿があった。
その姿を見るが、淫魔化した様子もなく、ピラミッドの前に立っていることから攫われてもいないようだ。
サラ「あんたも、ピラミッドに用事があるの?」
ルカ「ええ・・・まぁ・・・」
余りの事態に頭の情報処理能力が追い付かない。
僕は生返事をしてしまう。
ルカ「えっと・・・なんでピラミッドに?」
回転の悪くなった頭でなんとかサラに質問を投げかける。
サラ「ピラミッドで、竜印の試練を受けたいのよ。私の愛する、あの方のためにね」
もしかして・・・もしかして・・・もしかして―――!
嫌な予感がよぎり、それがほぼ間違いなく当たっている感じがした。
ルカ「じゃぁ一緒に行こうか・・・内部はいろいろ危ないしね・・・」
サラ「まぁ仲間がいたほうがいいし・・・強そうだもんね」
アリス「・・・・・・では行ってくるがいい。余はここで待っているぞ。早く終わらせて来い」
アリスも僕の表情から察したのだろう。早めに片づけることを僕に言いつけた。
ルカ「えっと・・・僕の名前はルカ。君の名前は?」
一応サラからすれば初対面の人間なので、名前を名乗りつつ名前を聞く。
初めてあった知らない人間が、名前を知っているというのも奇妙な話だからだ。
サラ「あたしはサラ。一流の剣士を目指して、修行中の身よ」
知ってる。
その言葉を飲み込み、ピラミッドの中に踏み込んでいったのである。
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