過去ログ - 京子「ごらく部日誌、0冊目?」
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 09:28:55.91 ID:D0w8WJdmo
<春先・結衣宅>


結衣「…………」ぴこぴこ

京子「……まだレベル上げやってるの?」

結衣「次のボス、強そうなんだよな。今のままじゃ怖くて」

京子「絶対大丈夫だよ……道中の雑魚キャラ一発で倒せるならボスに苦労することないって」

結衣「でもレベル高いに越したことはないだろ?」


京子「時間の使い方がもったいない気がするんだよな〜……まさか一人暮らし始めたのってゲームの時間確保するため?」

結衣「違うよ……人生経験とかって、前にも話したろ」

京子「でもゲームし放題な環境を作りたかった気持ちはゼロじゃないでしょ?」

結衣「…………」

京子「……結衣さん、黙ってても顔に出てますよ」

結衣「……ま、まあ、いろいろな希望が重なって、一人暮らししたいってことになったんだよ」

京子「あらあら……もっともらしい理由つけてわがままを叶えたなんて、ある意味子供っぽいね?」

結衣「なっ……別にもっともらしい理由じゃない! ちゃんとした目的って言うんだ」

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2:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:29:37.32 ID:D0w8WJdmo
京子「ま、自由に遊べる環境ができて私も嬉しいけどねー。あかりやちなつちゃんもごらく部に入ってくれたし、二年生は今まで以上に楽しい年になりそうだ!」

結衣「そうだな……って、あれ、もうこんな時間か」


以下略



3:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:30:04.55 ID:D0w8WJdmo
結衣「まあいっか。それじゃ、留守番頼むぞ」

京子「ほーい」

結衣「部屋散らかすなよな。あと机探ったり物置探ったり……とにかく色々探るの禁止」
以下略



4:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:30:34.12 ID:D0w8WJdmo
結衣「アイス買ってきてやるけど、変なことしてるの見つけたら私が食べちゃうからな?」

京子「どんだけ信用無いんだ私は……」

結衣「自分の胸に聞け……じゃあね」ぱたん
以下略



5:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:31:21.63 ID:D0w8WJdmo
京子「なんか日記的な、黒歴史的な、京子ちゃんへの書いたけど渡せてないラブレター的なのでも出てきてくれたら楽しいんだけど……」ごそごそ


京子「……うーん、学校関係のばっかだな」

以下略



6:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:31:50.57 ID:D0w8WJdmo
京子(今年の……3月から始まってるのか。なんだ、超最近じゃん)ぺらぺら



[3月2日(月)
以下略



7:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:32:23.97 ID:D0w8WJdmo

[3月3日(火)


今日はひな祭りだ。……だからといって書くことはない。
以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:32:57.17 ID:D0w8WJdmo
京子「……あれ!? なんか急にここから文章量が増えてるぞ」


京子「3月20日……? なんの日だっけ?」

以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:33:26.55 ID:D0w8WJdmo

[3月23日(月)


今日、京子がとんでもないことをやりだした。
以下略



10:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:33:54.33 ID:D0w8WJdmo
京子「というか、待てよ?」


京子「結衣がこの前の私にくれたプレゼントって、確かさあ……」

以下略



11:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:34:22.61 ID:D0w8WJdmo
結局昨日も良いアイデアは出ず、というか来年度から一人暮らしをしたいという計画の話がいよいよ大詰めになってきて、それでモメていたので忙しかった。

やっぱり心配だと親が言ってきて、ここにきて話が覆りそうなのである。負けちゃいけない、なんとしても一人の自由空間を勝ち取らなければ。

中学生で一人暮らししてる人なんて全然いないんだし、他の子にできない貴重な経験を積ませられるチャンスだとは思わないのだろうか。頭の固い親だ。
以下略



12:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:35:01.10 ID:D0w8WJdmo

[3月25日(水)


バカ京子。バカ。バカ。
以下略



13:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:35:42.02 ID:D0w8WJdmo

そんなわけで今日も結局、プレゼントに繋がるような具体的な話はできなかった。

京子が来る前は一緒に仲良く買い物に行ける日だとわくわくしていたのに、終わってみれば絶望していた。ああ今日も日が沈む。あと二日しかない。何も思い浮かんでない。

以下略



14:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:36:10.42 ID:D0w8WJdmo

[3月26日(木)


今日はちょっと慌ただしい一日だった。
以下略



15:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:36:37.60 ID:D0w8WJdmo
そうだ、これだ。これでいいんだ。

我ながら良いアイデアを思いついたことに感心する。でもこの鍵をただの鉄くずからプレゼントに仕上げるには、なんとしても明日この部屋を勝ち取らないといけない。

待ってろ京子、私たちの愛の巣はすぐそこだ。絶対お前に、合い鍵としてこいつをプレゼントしてやるからな。]
以下略



16:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:37:12.75 ID:D0w8WJdmo

[3月27日(金)


勝った。私はついに勝ち抜いた。
以下略



17:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:38:04.95 ID:D0w8WJdmo
……そうして一人暮らし計画がようやく一息ついたとき、携帯電話に一件のメールが入った。

差出人は……あかりだった。あかりからのメール、めちゃめちゃ久しぶりだ。というかあかり、携帯持ってたんだっけ。でも登録されてるってことは以前にもメール来てるんだよな。

内容は、明日の京子の誕生日のことだった。私が何かを計画してるなら、一緒に参加したいというものだ。
以下略



18:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:38:53.37 ID:D0w8WJdmo
やっぱり鍵にしよう。鍵を贈ってロマンチックな思い出を残そう。

将来本当に私が一人暮らしをするようになったとき、同じように鍵を渡して、「そういえば結衣、前にも鍵をプレゼントしてくれたことあったよね」「ああ、私の想いはあの頃と何も変わってないよ」「ゆ、結衣……!///」……的なことに持ち込めるかもしれない! テンション上がってきた。

要はこの鍵が、私が部屋を使うことのできる来月あたりまで真価を隠していればいい話だ。後々になってわかるというのも、なかなか乙なものだろう。
以下略



19:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:39:22.00 ID:D0w8WJdmo
結衣「何か企んでるだろうと思って、物音立てずに帰ってきたんだ。こそこそ何やってんだ?」

京子「い、いやこれ……」

結衣「あっ、そのおまもり……! やっと開けたのか、よくわかったな」
以下略



20:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:40:03.75 ID:D0w8WJdmo
結衣「とっ、とにかく違うんだ! それは私があかりたちに見せられるように書いたノンフィクションのラノベ的なもので、だからいろいろと表現を誇張して……」

京子「嘘つけー! あかりや私に見せられないって書いてあるじゃん!! 結衣静かにしてたけど私のことこんな風に思ってたのか!///」

結衣「くっ……じゃ、じゃあなんだって言うんだ!? 私は京子のこといつも考えてあげてるんだぞ! ありがたいと思え!!」
以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:40:32.87 ID:D0w8WJdmo
京子「うわわわわっ!」どすん


結衣「……しばらく顔も見たくない。帰ってくれ」ばたん

以下略



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