過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
↓ 1- 覧 板 20
129:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:29:42.85 ID:IwlMUGAtO
薄暗い空を紅の光球が駆け巡り、光の巨人の意識を俺たちから逸らすように陽動している。
神人たちが目標を変更してその重心を上げた瞬間、一斉に赤色光が神人の足元を一直線に攻撃した。
130:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:30:48.83 ID:IwlMUGAtO
「ありがとう、古泉。本当に助かった」
「そう殊勝な態度を取られると困りますね。何も言えなくなってしまうじゃないですか」
131:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:31:16.76 ID:IwlMUGAtO
「あたし何してたんだろう。この変な世界に来てからなんかこう、もやもやして頭が真っ白になって。
学校に入ろうとしたところまでは覚えてるんだけど、なんで校庭に居るのよ」
132:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:31:48.97 ID:IwlMUGAtO
「あたし、キョンのことが好き」
俺が何も言えずにいると、ハルヒの頬に朱が差し込んでいく。
133:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:32:31.35 ID:IwlMUGAtO
「言われてみればそうなるのかもしれん」
「それで最近暗い顔してた訳ね。ならあたしが慰めてあげてもいいわよ?」
134:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:33:01.92 ID:IwlMUGAtO
「起きてくれ、キョン」
頭に心地良く響くその声に応えるように瞼を開くと、寝る前と何も変わらない天井が広がっていた。
135:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:35:59.60 ID:IwlMUGAtO
古泉と言えば、あの空間に出没した九曜について少しばかり聞いてみたのだが、
曰く、あれは九曜そのものではなく神人の一種に過ぎないとのことだ。
136:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:38:33.56 ID:IwlMUGAtO
適当に支度を済ませて、いつものように自転車を走らせて駅前に向かう。
駐輪場で空きスペースを探していると、期待したタイミングと寸分の狂いも無く、背後から声をかけられた。
137:1 ◆ZsAtW.qEj6[saga]
2015/03/29(日) 01:46:26.54 ID:IwlMUGAtO
以上、おしまいです。
前に処女作である、
佐々木「サボテンの花言葉を知ってるかい?」
138:名無しNIPPER
2015/03/29(日) 01:48:43.87 ID:HSfmDdDd0
お疲れ様です!良SSだった!
139:名無しNIPPER[sage]
2015/03/29(日) 01:49:44.70 ID:tzvY6R6bO
よかった
乙
182Res/144.40 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。