過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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27:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 21:45:55.42 ID:jVBRPo/YO

スパゲッティ(パスタと言うべきか)を一気にかっこんで、ゆっくりとスープで飲み下しながら、

佐々木がデザート(スイーツと言うべきか)を満足そうに頬張る姿を見てようやく人心地着いた気分だ。

以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 21:50:26.02 ID:jVBRPo/YO

佐々木は目を丸くして黙り込み、何となく気まずい沈黙が二人の間に訪れる。

あーあ、何余計なこと言ってんだ俺は。

以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 21:52:35.02 ID:jVBRPo/YO

明くる週、どう顔を突き合わせたもんかなんて考えながら教室に入ると、いつもの如く既に佐々木は居た。

「よう。パソコン、持ってきたぜ」

以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 21:56:29.83 ID:jVBRPo/YO

というわけで部活動から一時的に文芸部要素が抜け落ち、俺たちは勉強会に勤しんだ。

これが功を奏して、俺の試験結果は過去最高に良いものだった。お袋も喜びの涙を流すってもんさ。

以下略



31:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 21:58:42.22 ID:jVBRPo/YO

ターニングポイントというのはあっさりやってくるもので、それは期末試験を終えた後のことだった。

その日は七夕であったが、俺と佐々木は部室の中からしとしとと降り始めた雨を眺めていた。

以下略



32:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 22:02:53.58 ID:jVBRPo/YO

「しかしよく考えて欲しい、僕たちと彼らには決定的に違うものが有る」

「ああ、確かに俺達は星じゃなくてただの人間だ」

以下略



33:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 22:03:36.87 ID:EoLsqN6VO
この佐々木さん猛烈に可愛いぞ


34:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 22:04:03.24 ID:jVBRPo/YO

佐々木はその双眸を俺に向け、挑むような面持ちでこう続けた。

「それに僕も変わったんだ。ヒトは理性だけで生きる訳じゃない。人生のスパイスとして情緒も大切だ。

以下略



35:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 22:05:03.85 ID:yPT3JmnSO
佐々木かわいいなあ
さすが自転車の荷台というオプション付けたら朝倉涼子さんとガチに戦えるだけある


36:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 22:06:16.64 ID:jVBRPo/YO

「そこで改めて、親友のキミに相談がある。どうだろう、付き合ってみても良いだろうか?」

ダメだ。ダメに決まってるだろ。だが果たして何を根拠にそれを言うんだ?

以下略



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