過去ログ - 京太郎「限りなく黒に近い灰色」
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67: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/04/07(火) 06:00:39.99 ID:Joyq1BtQ0

 仲魔を使えばいいという虎城に、京太郎が不思議そうに聞き返した。

「仲魔ですか? 俺の仲魔なら龍門渕で農作業してますよ。

以下略



68: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/04/07(火) 06:04:27.08 ID:Joyq1BtQ0
 京太郎の挨拶を受けてベンケイがこういった。

「ベンケイだ。ディーと同じで、あだ名みたいなものかな。仕事中はこのあだ名で名乗ることにしている。

 申し訳ないな、名乗ってもらったのに」
以下略



69: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/04/07(火) 06:07:32.84 ID:Joyq1BtQ0
ベンケイが初老の男の名前を呼ぶと京太郎の動きが止まった。今までの穏やかな京太郎の姿はどこにもない。完全に警戒していた。

京太郎の目に力が宿り全身の筋肉が、今すぐにでも戦えるように準備を始めている。

 体内で魔力が高まっていく中で、京太郎は別の景色を見ていた。京太郎は自分の周囲にあるものを全て手に取るように把握できていた。
以下略



70: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/04/07(火) 06:15:33.22 ID:Joyq1BtQ0

 ベンケイと松常久がもめていると運転席に座っていたディーが降りてきて、こういった。

「松 常久さん、残念ですが構成員の引渡しには応じかねます。

以下略



71: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/04/07(火) 06:20:35.35 ID:Joyq1BtQ0
 京太郎とディーが周りを巻き込まないように逃げの一手を撃つべく動き始めると、ベンケイが話しかけてきた。

「なぁ、須賀くん。もしも君がヤタガラスに入るつもりだったりするのなら、やめておいたほうがいいと俺は思う

 この世界は、こんなやつらばかりだからな。人の皮をかぶった悪魔ばかりだ。真面目に勉強しているほうがずっといい。
以下略



72: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/04/07(火) 06:23:26.23 ID:Joyq1BtQ0
 ベンケイが困っていると異界物流センターの職員のリーダーが話しかけてきた。物流センターの職員たちはみな緊張の面持ちであった。

拳銃を構えているものもいれば、日本刀に手をかけているものもいた。

 彼らは異界物流センターの守備も任されているのだ。問題が起きれば対処しなければならない。
以下略



73: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/04/07(火) 06:24:10.08 ID:Joyq1BtQ0
 ここまでです。
 


74:名無しNIPPER[sage]
2015/04/07(火) 06:25:55.43 ID:a4IKkOOJO



75:名無しNIPPER[sage]
2015/04/07(火) 06:27:34.34 ID:HFOTSkmho
乙。次も楽しみにまってます


76:名無しNIPPER[sage]
2015/04/07(火) 09:33:03.09 ID:LR13Fg1ko

面白かったです


77:名無しNIPPER[sage]
2015/04/07(火) 12:00:29.41 ID:KxzkKO280
続き楽しみです!


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