過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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775
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◆OJ5hxfM1Hu2U
[sage saga]
2016/02/10(水) 16:42:00.14 ID:WON0jd3s0
ここで彼はサイバネ脚に絡みつく茨のツタめいた物体に気付いた。それは植物の柔軟さでサイバネ脚を絡め捕りながら、鋼鉄の頑強さでその重量を支えていた。
「エエイ生意気! 最新鋭テックをナメるな!」
以下略
776
:
◆OJ5hxfM1Hu2U
[sage saga]
2016/02/10(水) 16:47:26.34 ID:WON0jd3s0
ビボッ。傭兵の端末が鳴った。任務完了報告を終え、報酬を受け取ったのだろう。もはや兄と傭兵の間に雇用関係は成り立たない。
「センセイ、お願いします!」
以下略
777
:
◆OJ5hxfM1Hu2U
[sage saga]
2016/02/10(水) 16:54:54.67 ID:pyJOmbBoO
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
夕暮れ。ナカガワ・リバー河川敷で、二人の男が殴り合う。どちらも上半身は裸で、片や背中に、片や腰に、何らかの制御装置めいた小型機械。
その身のこなしは今や互角にブザマだ。よろめくだけのステップで、腰の入らぬパンチを繰り出し合う。一目で彼らをヒーローと見抜ける者は多くあるまい。
悲しくなるほどに無惨な光景を、芝生斜面に体育座りのアイはマグロめいた眼差しで眺めていた。
以下略
778
:
◆OJ5hxfM1Hu2U
[sage saga]
2016/02/10(水) 16:58:40.08 ID:jNcq/NRi0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アイはすっかり冷めきった紅茶をすすり、カップを置いた。斉藤洋子と黒衣Pは顔を見合わせ、頷きあった。
洋子が離席し、黒衣Pは無表情なハイ・テック黒子ヒーローマスクを装着。マスク越しのくぐもった声が、朗らかに言った。
以下略
779
:
◆OJ5hxfM1Hu2U
[sage saga]
2016/02/10(水) 17:03:22.49 ID:B/tsw1do0
以上です
アイさんには実質主役として面倒ごとに巻き込まれていただいた
『憤怒の街』翌年の2月14日(厳密にはさらに1、2日ぐらい前)にアイさんが既に茨姫を持っているのかとかは多分大丈夫なはずだ!
あと、愛梨ちゃんも結構たくさん準備するだろうから1枚は来てても不思議じゃないはずだ!
780
:
◆cKpnvJgP32
[sage saga]
2016/02/14(日) 14:47:29.36 ID:vdNnf3Oso
ここの所ちょっと停滞気味かなー、とか思ってたら唐突な投稿ラッシュで感想が追いつかない(嬉しい悲鳴)
ひとまず皆様おつです
>>688
おっ、とうとう魔道書事件開始ですな、三日目も大波乱の予感しかしねーぜ!
以下略
781
:
◆zvY2y1UzWw
[sage]
2016/02/16(火) 17:51:12.57 ID:U/AH/C/m0
おつでしてー
アイさんのお仕事はほんといろいろと厄介なのが多いな(褒めてるつもり)
アップルパイ(しかもチョコがかかっている)…すごくあまそう
782
:
@予約
◆lhyaSqoHV6
[sagasage]
2016/02/19(金) 09:22:39.89 ID:ZnflQ1cvo
首藤さん再度予約します
今度はちゃんと投下するんだ…
783
:
◆R/5y8AboOk
[saga]
2016/02/24(水) 07:39:58.43 ID:ljDzQOQtO
───曰わく、いつもより度を増して不定形。
───曰わく、触れれば正気を失う。
───曰わく、同族ですら例外ではない。
───曰わく、どころか一部の同族にすら敵とされている───。
以下略
784
:
◆R/5y8AboOk
[saga sage]
2016/02/24(水) 07:40:40.91 ID:ljDzQOQtO
泥人形とでも形容すべきカースには、初め戸惑いこそはしたが、心得さえあればありきたりな敵ですらあった。目の前には三つ────今し方、滴る汚泥を尾と引きながらこちらに走り込んできている。
簡単だ。適当に距離を取りながら、光線で核を暴き、抉ればいい。
あくまでも冷静に、手順通りに物事を進める思考を整えた光は、その足で後ろ跳びのステップを踏みながら、棒状に伸ばした正義の剣───射的の得物を真似て作った光線銃を視線と同軸に据える。
引くべきトリガーも無く、ただ光線を撃つ上では素手でも代用できるような武器ではあったが、それでも、狙った場所に物を飛ばすためのデバイスとしては流石に実戦的な物があった。
以下略
785
:
◆R/5y8AboOk
[saga sage]
2016/02/24(水) 07:41:45.01 ID:ljDzQOQtO
最後の一体の肉体から粘性が失われ、乾いた土のようになって消えていく様を見送りながら、南条光は一つ息を吐き、しかし、直後に『ヒカル!まだだ!』との声が電流となって体を駆け抜けるのを感じ、弛緩しかけた筋を張る。
「シャアァッ!!」
刹那、背筋を冷やした殺気を頼りに間一髪で体を反らすと、そのすれすれを致命的な”爪”の一閃がかすめていく様を光は見た。
以下略
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