過去ログ - まったく、小学生は最高だぜ!!  百合ver
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2: ◆/BueNLs5lw[sage saga]
2015/04/05(日) 10:29:42.75 ID:UROCsVvH0
勝手に許されたと勘違いしている顔。
他に何て言えば、首を締められるという結末から開放されるのだろう。

「そっか、それで変なこと言ってたんだ。うん、ごめん。ちょっと、僕もかっとなっちゃって……君が弟を連れてくるなんて言うから動転したみたい」

以下略



3: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 11:03:47.89 ID:UROCsVvH0
次の日、マフラーを巻いて高校へ登校した。
家を出るときは、誰もいないのでおかしいとは思わなかったが、
外に出て街行く人を見ると、やっぱり春なのにこれはちょっと浮いてしまうと後悔した。

「さくら、おはよう」
以下略



4: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 11:04:14.37 ID:UROCsVvH0
ちょっとここまで


5: ◆uotUYGHVwM[saga]
2015/04/05(日) 11:19:26.07 ID:MBdWRONV0
支援



6: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 12:18:54.81 ID:UROCsVvH0
学校の帰り、交差点の電光掲示板で深夜にやっていたニュースの続報が流れていた。
犯人が言うには、自分が拐ったのではなく女児らが自ら家にやってきた。
そして、自分に真実の愛を教えて欲しいと言ったらしい。
アナウンサーもいつもは淡々と喋るのに、今日はどこかぎこちない。
犯人の気味の悪い供述のせいだろう。
以下略



7: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 12:33:44.12 ID:UROCsVvH0
人のいる所へ行きたくて、家の近くの大通りに面した唐揚げ屋さんに寄った。
そこで手羽先の唐揚げを6つ程購入して、しばらくじっと座って携帯をいじるフリをしていた。
お客さんが増えてきたので、腰を上げる。向かいの本屋さんに行き、雑誌をぱらぱらとめくってまた時間を潰した。
家に帰ると、だいたいドアの前に彼がいる。最初は、それが本当に嬉しくて堪らなかった。
優しい彼が、そこにいて待ってくれて。一緒に食べるご飯は美味しくて。
以下略



8: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 12:42:50.27 ID:UROCsVvH0
「妹さん? お姉ちゃん、驚かしたらダメだよ」

右隣にいた男性が、笑いながら彼女の頭を撫でた。
少女は目を閉じることなく、

以下略



9: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 13:06:21.99 ID:UROCsVvH0
書店を出て彼と帰路に着く。

「何買ったの?」

「手羽先の唐揚げだよ」
以下略



10: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 13:06:54.75 ID:UROCsVvH0
ちょっと抜けます


11: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 13:49:10.10 ID:UROCsVvH0
「え?」

「そういう遊びなんじゃないの」

彼は言って、私の手を引いて少女の横を通り過ぎようとした。
以下略



12: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 14:33:56.74 ID:UROCsVvH0
「私に真実の愛を教えなさい」

「なんなのかな、それって……」

「それはあなたが考えることよ。桜の花が散る前に、それを私が理解しなければ、私は死ぬわ」
以下略



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