20: ◆sXMLNpttdw[saga]
2015/04/09(木) 00:24:15.22 ID:L/XPeEV/0
「その顔を見れば何を考えているか大体察しが付くけどね。……そんなに良いものじゃないよ、これは」
ショーケースの向かい側から彼が言います。
表情は読めないけれど、仮面の奥では苦虫を噛み潰したような表情をしているような、そんな気がしました。
21: ◆sXMLNpttdw[saga]
2015/04/09(木) 00:28:09.21 ID:L/XPeEV/0
Disconnect
Now-Here Start
22: ◆sXMLNpttdw[saga]
2015/04/09(木) 00:29:04.43 ID:L/XPeEV/0
(……なんだ。俺は頭も身体もポンコツじゃないか)
だけど、働かなくては。
俺が担当している子は、彼女だけではないのだから。
23: ◆sXMLNpttdw[saga]
2015/04/09(木) 00:30:45.06 ID:L/XPeEV/0
実際のところ、今の俺がこなすべき仕事は少ない。
担当しているアイドルのスケジュールは、一人を除いてだいたい埋まっている。
今日も彼女たちはレッスンに励んでいるはずだ。
24: ◆sXMLNpttdw[saga]
2015/04/09(木) 00:32:26.25 ID:L/XPeEV/0
やめてくれ。
俺はそんな情けを受けるに値する男じゃない。
そう叫び出したくなる。
25: ◆sXMLNpttdw[saga]
2015/04/09(木) 00:37:37.19 ID:L/XPeEV/0
読んでくださりありがとうございました。
今日はとりあえずここまでになります。
桃華ちゃま出番なくてごめんなさいごめんなさいほんとごめんなさい。
26: ◆sXMLNpttdw[saga]
2015/04/09(木) 23:44:46.47 ID:L/XPeEV/o
更新いきます。
ようやく桃華ちゃまに出番が……。
でも最初の方はまだPのターンです。
27:名無しNIPPER[sage]
2015/04/09(木) 23:45:36.60 ID:L/XPeEV/o
Chapter.1
業務日誌 x年11月x日
28: ◆sXMLNpttdw[saga]
2015/04/09(木) 23:46:43.58 ID:L/XPeEV/0
……俺は思わず彼の正気を疑ってしまった。疑ったばかりかそのまま口に出した。
具体的に何を言ったかは覚えていないが、即クビにされても不思議ではないことを言ったという事実だけが記憶に残っている。
未だ担当アイドルがおらず、スカウトの実績もない。そんなプロデューサーとは名ばかりの最底辺にいたのが俺だった。
29: ◆sXMLNpttdw[saga]
2015/04/09(木) 23:47:32.90 ID:L/XPeEV/0
……アホかと思うよな。
出張に行くまでは許容できるとしても、なんで今すぐ行かされるんだって。
どうもその予言だか託宣だかには、期限がきられていたらしい。
30: ◆sXMLNpttdw[saga]
2015/04/09(木) 23:50:11.67 ID:L/XPeEV/0
SideChange
……この図書館にやってきてから、どれくらいの時間が経ったのでしょうか。
わたしは今、この第一閲覧室にある最後の収蔵品にとりかかるところです。
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