過去ログ - P「伊織か?」伊織「お兄様!?」 Re:
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244: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/16(木) 23:11:38.35 ID:uh1GYAOp0
俺は冬馬くんのせいで、べたべたする顔を洗う。

ハンカチで拭きながらステージの方まで戻る。

時計を見ればそろそろ打ち合わせが始まるところだ。
以下略



245: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/16(木) 23:12:24.32 ID:uh1GYAOp0
女P「あなたたちは打ち合わせに……。私から事情を説明するわ」

女Pさんが一歩前に出てアイドル達をまとめる。

アイドル達は不承不承集まっている方へ向かった。
以下略



246: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/16(木) 23:12:50.44 ID:uh1GYAOp0
P「無くしたんですね」

女P「ええ、ポケットに入れてたみたいですけど……」

俺はすぐに思いついた。
以下略



247: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/16(木) 23:13:31.86 ID:uh1GYAOp0
新幹P「どうしたんだ? さっきもなにか騒がしかったようだが……」

女P「新幹Pさん……。実は……」

女Pは新幹Pに事情を話す。
以下略



248: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/16(木) 23:14:03.77 ID:uh1GYAOp0
今回参加は16組のアイドル達。

千早の順番は4番目。

『3月頭の大イベント! アイドルによる雛祭りアイドルフェスティバルが今年もやってきました!』
以下略



249: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/16(木) 23:14:59.37 ID:uh1GYAOp0
女P「大丈夫。Pさんはきっと見つけてくるわ。あなたがやるべきことを考えましょう?」

千早「……ダメ、あのロケットがなきゃ私……。それにプロデューサーも傍にいない……。私はきっと歌えない」

千早はこれまでにないほどの負の感情を吐露する。
以下略



250: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/16(木) 23:15:43.08 ID:uh1GYAOp0
千早「あなたに何がわかるの……?」

凍てつくような声音に空気が固まる。

冬馬「何にもわかるわけねーだろ」
以下略



251: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/16(木) 23:16:54.35 ID:uh1GYAOp0
ファンの人たちも心配になるような顔で登場する千早。

気力がほとんど抜けている千早は客席を見渡し、絶望の中さらに緊張と不安が一気に襲い掛かるのを感じた。

足の震えが止まらなかった。
以下略



252: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/16(木) 23:17:30.36 ID:uh1GYAOp0
俺は警備員に関係者であることを示し、すぐに前の席まで走っていく。

真ん中は埋まっているので、脇の方の誰もいないところを走ってきた。

そして、千早が落としたであろうペンダントを振りかざしながら叫んだ。
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253: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/16(木) 23:17:56.54 ID:uh1GYAOp0
女P「ああ、本当によかった。信じてました……Pさん」

冬馬「これで俺たちも飛ばしていけるってもんだぜ!」

北斗「そうだな冬馬、可愛らしいエンジェルちゃんが苦しんだままじゃ俺も十分に楽しめないからね」
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